« My リコーダー | トップページ | 三崎 »

2009年11月24日 (火)

クリスタルスカルの王国

昨晩WOWOWで「インディ・ジョーンズ/クリスタルスカルの王国」をやっていたので鑑賞。既に何度か見てはいるのですが、あらためてクソ映画であることを確認した次第です。シリーズ3作目「最後の聖戦」から19年。待ちに待ったあげくこの内容では、前3作のファンとしてはやりきれませんね。

ただ、このシリーズがダメになる予兆は「最後の聖戦」から既にあったんですね。見てもらうとわかるんですが、まずアクションシーンがダメ。バイクや船でのチェイスとか、戦闘機での空中戦とか、ここで盛り上げますよ的なシーンはいろいろあるのですが、どれも緊迫感が全然ないので、見ていてハラハラドキドキしないんです。思ったんですが、これはこの映画だけのことではなく、ジョージ・ルーカスの映画全般に言えることですね。何て言えばいいんですかね、アクションシーンの構成が薄っぺらと言うかワンパターン、、先が読める、リアリティがない、こんな感じです。アクション映画なのにアクションシーンがダメというのは致命的ですね。本来スピルバーグ映画のアクションはそれなりに見ごたえがあるのですが、ことインディ・ジョーンズのシリーズに関しては、ジョージ・ルーカス色のほうが濃く出ていますね。あと、クライマックスでの謎解き、ゲームで言えばダンジョンにあたるシーンでの謎解きが、こりゃないだろうというお粗末さ。「最後の聖戦」を見終わったときに感じたのは、ちょうどスター・ウォーズシリーズが「新たな希望」→「帝国の逆襲」→「ジェダイの復讐」と回を追うごとにクソ映画になっていったのと同じ空しさでした。

そして「クリスタルスカルの王国」。「最後の聖戦」のダメな部分をより強力にダメにしたような映画ですね。はっきり言ってCGに頼りすぎ。そのCG処理もお粗末。最初からCG処理を前提として作っているので、設定のリアリティが全然無いです。こういうジャンルの映画なので、ストーリーの深さとか感動とかそんなのには最初から期待していないですし、求めてもいませんが、アクションシーンがダメとなると、いったいどこにこの映画の価値があるのか? もしかして僕が大人になってしまったから純粋に楽しめなくなったのでしょうか? 確かに第1作「レイダース/失われたアーク」を見たのが中学生のころ、今から30年近く前のことです。そのころと比べれば映画を見る視点もずいぶん変わったでしょうし、人生経験も豊富になっています。子供が見れば、僕が「レイダース・・・」を見たときのように楽しめるんですかね。でも今は面白いアクション映画がたくさんあるから、それも疑わしいですね。

驚くかもしれませんが、30年前はこの手のアクション映画はほとんど無かったんです。007とかそういうのはありましたが、ハラハラドキドキするシーンがつぎつぎに出てくる、いわゆる”ジェットコースタームービー”は「レイダース/失われたアーク」が多分最初です。それまで映画会社が敬遠してきたこの手の映画でも、お金は稼げることを示したという意味で、インディ・ジョーンズシリーズが映画界に果たした役割は非常に大きいと言えます。ただ、今のこの時代に続編を作るべきなのかどうかはちょっと微妙ですね。観客の目が肥えてしまっている以上、旧作のノリで作ってもダメな気がします。007シリーズが時代に合わせてガラリと作風を変えたように、何かしらの変化がないと厳しいでしょうね。

|
|

« My リコーダー | トップページ | 三崎 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1022713/32340422

この記事へのトラックバック一覧です: クリスタルスカルの王国:

« My リコーダー | トップページ | 三崎 »