« すずめと三つ葉 | トップページ | 予想外の反応 »

2010年3月 8日 (月)

CGアーティストのためのデッサン教室

もし需要があればやってみたいなと思っていることに『CGアーティストのためのデッサン教室』があります。CGのセミナーというと、映画などのメイキング解説だとか、ツールの使い方講座みたいなのがほとんどです。それに参加することである程度テクニックを知ることができるかもしれませんが、それを使ってアウトプットされた絵が、正しいのか正しくないのか、良いのか悪いのかを判断できる力を養わないことには全く意味がないわけです。あの映画と同じテクニックで作りました、ツールのこの新しい機能を使ってみましたと言うのは簡単です。しかしそのテクニックが、いま自分が必要としている絵を作るためにチューニングされているとは限りません。出来上がった絵は本当にリアルなのか?、自然の摂理にかなっているのか? ということを判断できる「目」がないと、いくら高度なテクニックを覚えても意味がないのです。

ではその「目」はどうやって鍛えれば良いのか? いくつかの方法があると思いますが、そのひとつはデッサン力を身につけることです。以前の記事でも書きましたが、デッサン力とは単に描写力をつけるということではなく、的確な物の見方を身につけること、主観にとらわれない観察法を身につけることです。デッサン力が身につくと、ロボットを作るのは得意だが人間を作るのは苦手、兵器などのプロップを作るのは得意だが植物のような自然物を作るのが苦手といった得意分野の偏りがなくなります。得意分野に偏りがあるというのは、客観的な観察ができないことが大きな原因です。

本来なら、数十枚、数百枚のデッサンを描くことでその力は身についていきます。しかしただ漫然と枚数をこなせば良いというわけではありません。目的をCG制作に絞り、根本的な考え方、物の見方を論理的に学ぶことで、短期間でも十分な成果をあげられるのではないかと思っています。CGの専門学校等でどんなデッサン教育がなされているか興味のあるところですが、現場でCG制作業務に携わっている者だからこそできる指導もあるのではないでしょうか。一応僕は学生のときに大手美大進学予備校のすいどーばた美術学院で講師のバイトをやっていたので、デッサンの指導についてはそれなりの経験があります(笑)。

まあ、どのくらい需要があるかわかりませんが、もしそこそこあるようでしたら、本気で考えたいですね。プロ・アマは問わないです。週1、全10回くらいな感じでできるイメージです。

|

« すずめと三つ葉 | トップページ | 予想外の反応 »

CGのこと」カテゴリの記事