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2010年6月26日 (土)

タコとサイエンスカフェ

今朝も葉山・芝崎の磯へ。今日はちょっと時間があったので、1時間ほど探索してみました。アオウミウシ以外のウミウシを見つけようと思ったのですが、みつかりませんでした。磯で見つけるのは難しいんでしょうか? アオウミウシはいっぱいいるんですけどね。ネットでウミウシのサイトを見てると、大きさが1cmだとか何ミリだとかって書いてあるんですよ。そんな数ミリの大きさの生き物なんて、ポイントを決めて凝視しないとわかりっこないですよねー。カニだったら小さくても素早く動くのでわかるんですが、ウミウシはのっそりした動きなので、小さいとほとんどわからないと思うのです。だからいるのに見逃している可能性は大いにあるのですが、なかなか難しいですねー。

タコ発見。

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クローズアップ。僕のことに気づいてはいるようでしたが、眠いのか、こいつは襲ったりしないとわかっているのか、特に逃げる気配はありませんでした。僕も気を使ってあまり動かないようにしてましたからね。

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ウミウシを求めてきょろきょろしていたら、別のタコが潮溜まりへやって来ました。

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行き止まりだったのか、何と岩をよじ登り始めました。

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よっこらしょ、と岩を越えて・・・・・

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外海へ通じているほうの水中へ入ると、そのまま去っていきました。

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面白いですねー。今日は土曜なので親子連れがたくさんいましたが、自然と触れ合うことは大切ですね。本にしろ、映画にしろ、ゲームにしろ、所詮人間が作ったもので、結局それを作った人の想像力の範囲内でしかできていないわけです。自然には人間が作りえない、想像しえないものがたくさんあります。それを見て育つのと見ないで育つのとでは、大きな差が出ると思いますね。帰りに磯から車道へ上がろうとしたら、ウェットスーツを着た南海キャンディーズのしずちゃんに遭遇。何人かおつきの人がいたので仕事でしょうか? ロケーションコーディネーターっぽい人に「いい写真撮れましたか~?」と聞かれ、少し話をしたところ、芝崎探索のポイントを教えてくれました。やはり場所によって、生物相が全く異なるということ。

午後からは、湘南国際村で行われる総合研究大学院大学のサイエンスカフェに出席。こちら、今日の湘南国際村の様子。山の上なので、このように雲がかかり、極めて視界の悪い状況でした。

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こちら、サイエンスカフェの会場となる湘南国際村センター。異次元の世界に来たかと思うくらい霞みまくってます。これで雨は降ってないんですよ。霧です。

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今回のテーマは「素粒子の対称性とその破れ」。遠く離れた星に知的生物がいたとして、彼らに無線による交信だけで、われわれ地球人が言うところの「右」という方向がどちらを指すのか説明することは可能か?という問いから、物理法則は物質と反物質で変わらないのか、この世界になぜ反物質が存在しないのか、などを非常にわかりやすく解説していただきました。

しかし何ですね。40~50人ほどいた参加者のほとんどが還暦をとうに迎えたような年配の方ばかり。僕(43歳)より年下と思われる人は4、5人くらいだったでしょうか。年齢制限のある催し物ではありません。むしろ「高校生以下無料(大人は600円)」と若い生徒さんたちを歓迎する意図が見受けられるにもかかわらず、老人倶楽部の様相を呈していましたねー。

確かに僕も以前の記事で、少子化なんだから大学もお金を持っている大人をたくさん取り込んだほうがいいと書きましたが、いざこういう場に来て見ると、何だか違和感を感じるんですね。というのは、カルチャーセンターで絵画や書道やダンスを習うのとはわけが違って、物理学というのは基礎科学なわけです。それを学んだからといって、生活に生かせるわけでもなく、精神的な安らぎを得られるというものではありません。これから人類が発展していくための基礎となる知識なわけです。大変失礼な言い方になりますが、人類発展に貢献する機会も少ないであろう老い先短い老人がそれらを学んでどうするんだという違和感ですね。もちろん人間には「知識欲」というものがありますから、それを満たすために学ぶことは大いに結構だと思うんですよ。逆に生活には何の役に立たないことを学びたいと思う人がなぜこんなにもいるのかということに興味を覚えますね。

教える側からしても、いつ死ぬかわからない老人に勉強してもらうよりは、若者に知識を伝達して、その若者が自分の教えたことを糧にして、さらにそれを超える発見をしたり、社会に新しい技術をもたらしてくれたほうが教育者冥利に尽きると思うんですよ、本当は。ただ先生もおっしゃってましたが、物理学の研究、特に今回の話に出てきた素粒子加速器などにはかなりの税金が投入されているわけです。なので、研究を続けていくためにも、納税者に向けて研究の必要性を啓蒙していく必要があると。折りしも事業仕分けが話題となっている今日、サイエンスカフェは若者の育成だけでなく、そういう側面も持っているのだということでした。こんなことを書いている僕も、素粒子や宇宙の仕組みを、一般の人にも興味を持って面白く学べるような映像を作るために勉強しているわけでして。

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