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2010年7月30日 (金)

新こよみ便利帳

このブログでも何度か西洋占星術に関する記事を書いていますが、僕の当面の目標のひとつは、3DCGとホロスコープを面白く絡めたコンテンツを作ることです。ホロスコープを作るには任意の日時の惑星の正確な位置を割り出す必要がありますが、それには2つの方法があります。ひとつは天文暦(エフェメリス)という、各惑星の位置を記したデータベースみたいなものを利用する方法、もうひとつは計算で各惑星の位置を割り出す方法です。

↓天文暦(エフェメリス)より、2010年1月の各惑星の位置データ

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ちなみに占星術といえば、雑誌の星占い等では自分の星座が何座であるかで判断しますが、本当は太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の各惑星が空のどんな位置にあるかが重要になります。つまり、自分が生まれた日の各惑星の位置と、占いたい日の各惑星の位置を比較し、どういう位置関係にあるかで運勢を判断するわけです。

月刊雑誌などに載っているような月イチの星占いは、簡易的に太陽の位置で運勢を判断します。例えば僕は水瓶座ですから、生まれたときには太陽がちょうど水瓶座に位置していたわけです。そして今日は7月30日で太陽は獅子座にあります。水瓶座と獅子座はちょうど真反対の位置にあり、つまり生まれたときの太陽と現在の太陽は180度の角度をなすことになります。180度というのは占星術では緊張を強いる位置関係とみなします。したがって、ここ1ヶ月ほどは、生活の中で何か衝突が起きるかもしれないし、運が良ければその衝突が幸いして思わぬ飛躍があるかもしないという、いずれにしても穏やかではない状況です。大雑把にはこんなイメージで運勢判断をするわけです。

ただ、この占い方では運勢に12のタイプしかでてきませんし、毎年その月は同じ運勢だということになります(太陽は1年で同じ星座に戻ってきます)。また、同じ水瓶座でも1月末に生まれた人と2月中旬に生まれた人とでは太陽の位置は30度ちかく変わるわけです。なので、本当は自分が生まれた日のホロスコープをきちんと作って、公転スピードが異なる複数の惑星の位置を照らし合わせて判断するのがベストです。

話は逸れましたが、惑星の位置を求めるのに天文暦を見るのは手軽な方法ですが、自分の生まれた日だけを参照するような場合は良いのですが、誰のホロスコープでもできるようなソフトを作る場合は、天文暦に載っているデータを全部手でプログラムの中に書き込まなければなりません(実際はデータベースとして他のファイルに分けると思いますが)。使えるソフトにするには最低100年分くらいのデータは持っておく必要があるでしょうが、それを全部手で打ち込むのは気が遠くなる話ですよね。

そこで計算により惑星の位置を割り出すという方法に手が伸びるわけですが、何せ僕は理系ではないので、数学には弱いわけです(苦笑)。それでも面白いコンテンツを作りたいという意欲のほうが数学の苦手意識より勝っているので、どうやったら惑星の位置が計算できるのか、ネットであちこち調べてみました。それで見つけたのが「新こよみ便利帳」という本です。

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新こよみ便利帳 恒星社厚生閣

出版社名が怪しいですが、学術書専門の会社だそうです。最初アマゾンで見てみたら、在庫はなく、マーケットプレイスの出品のみ。しかもプレミアがついてどこの店も3000円以上で、ひどい所は6000円以上で売ってるんですね。でもジュンク堂だと出版社取り寄せで定価で買えました。もし買いたい人がいたら、取り寄せてもらいましょう。これに惑星位置の計算式が載っています(宇宙空間上の位置ではなく、地球から見た目の天球上での位置)。それほど精度を求めない簡易的な式も載っているので、ちょっと勉強してみようかと思います。しかしこういう数学の本は不眠症の時に読むと効果てきめんだと思いますよ。すぐに眠くなりますから。

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