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2010年11月15日 (月)

天体画

昨晩も望遠鏡で星の写真撮影に挑戦したのですが、ことごとく失敗。ここに載せられるようなものは撮れませんでした。なかなか難しいですねー。画像の保存形式をRAWでなくJPEGにしてしまったのがよくありませんでした。先日ここに載せた写真はいずれもRAW形式で撮影したのですが、何だか普通にJPEGで撮ったのと変わらないなぁ、ファイルサイズも馬鹿にならないしJPEGでいいかなどと浅はかな考えで撮ったのがいけませんでした。やはりダイナミックレンジが全然異なるので、RAWで撮ったほうが後々の画像処理で良い結果が出せることをあらためて知らされました。月や惑星のような明るい天体は問題ないのですが、銀河や星雲など暗い天体は8ビットでは厳しいです。

屋上に望遠鏡を出したところ。

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望遠鏡の向く先で明るく光っているのは月です。今は半月ですが、これから数日かけて満月になり、満月になると一晩じゅう空に出ているため、暗い星は見えなくなります。なので、そのあいだは月の写真でも撮ってみようと思います。

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ところで僕は高校生の頃はエアブラシで絵を描いていました。スーパーリアルな絵に興味があって、当時スーパーリアルのイラストレーターとして知られていた斎藤雅緒氏の絵を真似たりしていました。CGなどない当時、手描きでピントのボケまで表現されたまるで写真のような絵は、子供だった僕にとってまさに驚異でした。

下は斎藤雅緒氏のスーパーリアルイラストレーション。全部エアブラシと筆だけで描かれています。

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まあ僕もせっせと精進して、飼っていたインコが本物のミカンだと思って飛びついて絵にぶつかってしまうくらいは上達したわけです。そして同じ頃、僕の中で斎藤氏と双璧をなす尊敬すべき人がいました。それは、世界的な宇宙画の第一人者である岩崎一彰(当時は賀都彰)氏です。みなさんも図鑑などでその絵は見たことがあるのではないでしょうか。宇宙と絵に興味のあった僕は彼の描く細密な絵に魅せられてしまいました。宇宙画というとSFチックな子供っぽい絵が多い中、岩崎氏の絵は観測された事実に基づき、科学的な正確さを持ったとても説得力のあるものです。下の絵は岩崎氏の代表作で、衛星からみた土星の絵です。

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やはり高校生当時の僕は、この岩崎氏の絵を真似て、木星とかいろいろな星の絵をエアブラシで描いていました。ただ僕自身は木星の正確な模様など知りもしないので、あくまで想像で描くだけでしたが。なので同じ美術部仲間から「腐った木星みたいだ」と馬鹿にされた作品も中にはありました(苦笑)。今ではNASAが公開しているテクスチャを球に貼りつけるだけでCGで簡単にできてしまうんですけどね。数年前に伊豆に旅行に行ったとき、岩崎氏の美術館に行って原画をたくさん見れたときは感慨深いものがありました。

今年も家の裏に立てかけてあるほだ木から椎茸が生えてきました。

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画像処理で一枚だけ、何とか見せられるかなという写真ができたので貼っておきます。木星とその周りを回る衛星です。いわゆる「ガリレオ衛星」というやつですね。この写真では3つの衛星が見えます。もうすこし画角を広げると遠くを回る衛星も見えてきます。

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