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2011年1月12日 (水)

ディレクター

僕の仕事上の肩書きは「CGアーティスト」だとか「CGディレクター」だとか、やる仕事に応じて多少変わります。「CGアーティスト」が実際にCGを作る人というのはわかると思います。では「CGディレクター」とはどんな仕事か? 実制作はアーティスト任せ、絵作りは演出家任せ、スケジュール管理はプロデューサー任せという実に気楽な職業です。

と言いたいところですが、世の中そうそう甘くはないですね(苦笑)。仕事の規模が大きくなるとそれに携わるCGアーティストの人数も多くなり、その人たちをまとめる役割の人間が必要になります。それがCGディレクターです。主な業務としては、演出家が望む映像がどのようにすれば実現可能かを考え、手法が決まれば各CGアーティストに作業の指示を出し、然るべきクォリティーに達するまで随時適切なアドバイスをしていくというものです。基本的に自分でCGを作ることはありませんが、作業に遅れが出てくるとやらなければならないこともあります。最終的にアウトプットされるCGのクォリティーに対して全ての責任を負います。

CGディレクターに限らず、「ディレクター」と名のつく人は、何人~何十人もの専門的な仕事をやる人たちの上に立ち、彼らをうまく導いてひとつの仕事を成し遂げるわけですが、僕はそういったことをきちんとできる人を心から尊敬します。というのも、僕は基本的に共同作業がとても苦手で、子供のころからグループで何かやるのはイヤ、ひとりで好きなことをコツコツやっているような人間でした。そもそもCGアーティストになったのは「ひとりで映画(もしくは映像作品)が作れる!」と思ったからです。CGを使えば、手の込んだ映像でも自分ひとりで実現できることが魅力だったのです。

CG業界に入って20年以上経った今でも、相変わらず大人数で仕事をやるのは苦手ですねー。いつも思うのですが、例えば映画やCMなどの演出家は、自分の作品でCGが目も当てられない出来で上がってきたらどうするのでしょう? 僕はCGアーティストでもあるので、スタッフにやってもらったCGの出来がいまいちな場合は自分でフォローできます。しかし映画監督はCGなんか作れっこないので自分でフォローできませんよね。そう考えると大変なリスクを負っているなと思うわけです。もちろん変なものが上がらないように信頼できるチームに頼むのでしょうが、僕には自分でフォローできない仕事を人に頼む神経の図太さはありません。

なので僕が自分の会社のスタッフを含め誰かにCGの仕事をお願いするときは、最悪の場合には自分で全てを作り直す覚悟でやっています。で、実際そうなることが少なからずあるのがこの仕事の恐ろしいところです。

全然関係ありませんが、先日ひさしぶりにNHK教育TVの「つくってあそぼ」を見たら、わくわくさんが激太りしていてびっくりしました。

今朝の海の様子。

波打ち際を魚を求めて歩くアングラー。

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カラス。くちばしに何かくわえています。

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砂浜には、こんな感じで小さな貝殻が宝石箱のように集まっている窪みがところどころにあります。

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会社前の海岸にこんなものが立っていました。この辺りの漁協の方が海へお供えしたもののようです。

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