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2011年1月 8日 (土)

他の天体撮影に挑戦

昨晩はよく晴れて風もあまりなかったので、望遠鏡で写真を撮ってみました。きれいに晴れていても風が強いと寒い上に望遠鏡が揺れるのでうまく写真が撮れないのです。自宅の屋上に望遠鏡を置いて撮影していますが、うちの屋上はウッドデッキにしていて、いわば巨大なスノコみたいなものなので、歩くとそれが結構揺れるんですね。なので望遠鏡が今ひとつ安定しないのです。揺れを防ぐためにカメラのシャッターを開いているあいだはひたすらじっとして動かないようにするわけですが、冬の寒い中を長時間そうやっているのは非常に辛いです。たとえ1、2分という短い時間でも、ひとり夜空の下では異様に長く感じられるのです。最近は赤外線リモコンで遠隔でシャッターを操作できる装置を購入し、それを使って部屋の中からぬくぬくと撮影をしています(笑)。

これは一角獣座のばら星雲。薔薇の花のように見えることからその名前がついたそうです。

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とてもきれいな天体ですね。一角獣(ユニコーンのこと)の顔の部分にあり、とても大きな天体で、直焦点撮影(接眼レンズを使わずに、望遠鏡をカメラの望遠レンズとして使う撮影方法)でもカメラの撮影領域にギリギリ収まるくらいの大きさです。2つ下の写真で黄色い矢印の先にぼーっと丸く赤く見えるのがばら星雲です。近くにあるオリオン座と比較するとその大きさがわかると思います。オリオンの三ツ星下にあるオリオン大星雲よりもでかいです。

ただ、これほど大きくてもオリオン大星雲が望遠鏡を覗けば目で見えるのに対し、ばら星雲はまったく見えません。赤外線をキャッチするカメラでないと、このような姿を捉えることはできません。このあたりはちょうど天の川の真っ只中なので、星がたくさん写ります。

こちらはウルトラ兄弟の故郷として知られるM78星雲。ひとつ下の写真の青い矢印で示したあたりにあります。馬頭星雲とばら星雲を撮るあいだに気合を入れず適当に撮ったものなので、写真もいまひとつな感じですが、また後日、もう少しちゃんと撮ってみたいと思います。

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ばら星雲(黄色い矢印)とM78星雲(青い矢印)の位置。

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馬頭星雲も再度チャレンジしました。ただ、前回撮った写真から進化したかと言われると、今回はそうでもないですねー。望遠鏡と撮影機材による限界はあるでしょうが、ネットを見ると同じような環境でもっと良い写真を撮っている方もおられるようなので、さらに精進したいと思います。

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鍵はカメラのピント合わせと、正確な追尾でしょうね。まずピントですが、カメラの小さなファインダを覗いてみるだけでは正直ピントが合っているのか合っていないのか今ひとつわからないのです。撮影後にカメラの液晶モニタで拡大確認してようやくわかるのですが、そこでもしボケていたとしても、それがピントのボケなのか、追尾ミスによってブレているのかわからないんですね。なので、微妙にピントをずらしながら何枚か撮影してみるのですが、それに結構時間がかかるわけです。自分ではピントは合ったと思っていても、あとから再調整したらもっとピントが合ってしまい、それまでに撮った写真は無駄骨だったというようなことがしばしばです。

追尾に関しては、望遠鏡が星の動きに合わせて自動で動くわけですが、最初のセッティングをきちんとやっておかないと、望遠鏡の動きと星の動きが一致しません。観測地の緯度、経度の入力から、北極星を基準にした望遠鏡の向きの設定まで、完璧にしておかないと、長時間の露光には耐えられません。また、それらが完璧でも、撮影中に望遠鏡が何らかの理由で揺れたりすると写真はブレてしまいます。僕はもともとズボラな性格なので(苦笑)、どうもこの辺がうまくできていないのだと思います。何とかしなきゃいかんですね。

おまけ。馬頭星雲の撮影中に航空機が横切ったようです。露光中は僕は部屋に引っ込んでいるので気がつきませんでした。自宅上空はちょうど飛行機の通り道になっているようで、昼夜問わずひっきりなしに飛行機が飛んでいます。かなりの上空なので全然音はしないんですけどね。

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