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2011年1月17日 (月)

メシエ天体

  メシエ天体というものがあります。メシエさんという昔の天文学者が作った「メシエカタログ」に載っている天体のことで、全部で110個あり、「M○○」と呼ばれます。ウルトラ兄弟の故郷であるM78星雲もそうですね(本当にウルトラマンがいるわけではありませんが)。僕がこのブログによく載せているオリオン大星雲はM42、すばるはM45、アンドロメダ銀河はM31です。このメシエ天体は小さな望遠鏡でも見ることができるので、天体写真に手を染めた人は、まずメシエ天体をひととおり撮影するというのが当面の目標らしいです。なので僕も、これから1年かけてできるだけ多くのメシエ天体を撮っていきたいと思います。

ということでM1から撮影することにしました。別に数字順に撮る必要はなく、季節の関係があるので数字順に撮ろうと思っても撮れるものではありませんが、M1はちょうどいま夜に見えているおうし座にあるので、良いかなと思ったのです。昨晩はよく晴れたのでさっそく挑戦してみました。しかし晴れたのは良かったのですが、何とも都合の悪いことに煌々と輝く月がまさにおうし座の上にがっつりと鎮座しているのです。下はデジカメで撮った昨晩の空の写真。

011701_2

M1はおうし座のツノの先っちょにあり、いくら晴れているとはいえ、暗い天体を撮るには最悪のコンディションと言えます。まともなアマチュア天文写真家ならば、こんな日に撮影はしないでしょう。しかしそこを強引に撮影してみました。その写真が下になります。

011702_2

左下にかけて月からの明かりがかぶっていますが、一応なんとか撮れました。真ん中にある楕円状のぼや~んとしたものがM1です。今から1000年ほど前に起きた超新星爆発の残骸だそうで、別名「かに星雲」と呼ばれています。ISO200で露光時間は4分ほど。もう少し露光時間を長めにとりたかったですが、昨晩は風がとても強く、その影響で望遠鏡が揺れまくりで安定した画像を撮るのが非常に難しかったのです(月といい、風といい、そんな日に撮るのが無謀なのでしょうが)。

同じ時間に撮ったものでも、例えば左の写真はわりとちゃんと撮れているのに対し、右の写真は大きくぶれています。左の写真を見ると、自動追尾は完全とは言えないまでも、4分ほどの露光でこんな感じですから、まあそこそこはできているようです。したがって右のようにぶれるのはまさに強風のせいだと言えます。

011703 011704

ちなみにぶれた写真の中の明るい星を拡大してみると・・・・

011705

ニョロニョロした残像になっています。追尾ミスではこのような残像にはなりません。望遠鏡が安定していなかったことがわかります。

というわけで、昨晩はあまり良い写真を撮ることはできませんでした。月も風もない晴れた夜に再度挑戦しようと思います。しかしそういう日ってなかなかないんですよねー。なので昨日も強引に撮影したわけですが。

おまけ。馬頭星雲を撮ったら写っていた光の線。細い1本の線で、途中で途切れているということは非常にゆっくりと動いている(つまりかなりの上空にいる)ということで、これは飛行機ではなく人工衛星だと思われます。馬頭星雲やオリオン大星雲付近は人工衛星の軌道があるのか、よくこういう感じで細い線が写ります。

Bbb

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