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2011年2月

2011年2月28日 (月)

大失敗

僕は葉山の会社までバス通勤をしていますが、自宅から会社までの直通バスはなく、途中で一度乗り換えをしなければなりません。その乗り換えのタイミングが結構微妙で、自宅から乗ったバスが乗り換えのバス停に着こうとする直前に、会社行きのバスがそこから発車してしまうことがよくあるのです。見えるんですよ。会社行きのバスが既に前方のバス停に停まっていて、ぴゅ~っと発車していくのが。僕が通勤する時間帯は、会社行きのバスは15分おきにやって来ます。しかし15分あれば歩いても会社に着いてしまうので、このように乗りそこねたときは、バスを待たずに会社まで歩きます。

今日もそんな感じだったのですが、今日は土砂降り&強風で、できることなら歩きたくなかったわけです。海辺に住んでいて困るのは風が結構強いことで、台風でもないのにものすごい強風が吹くことがよくあるんですね。たまに台風が来ると、え?台風来たの? いつもと変わらないじゃんと思ってしまうくらいです。なので自宅の花壇に植えている植物はみな風で曲がってしまってます。そしてこんな土砂降り&強風の日は、傘もうまく風の方向を見定めてささないと、すぐに裏返ってホネが曲がってしまうのです。前へ進むだけでも一苦労なのです。

そんなことで、バスが行ってしまったので土砂降りと強風の中を会社まで歩いて行くのはどう考えても自殺行為です。かと言って、この雨と風の中を次のバスが来るまで15分もじっと待っているのも辛そうです。そこで出した結論は、いっそのこと自宅からのバスにこのまま乗って逗子駅まで行き、そこで葉山行きのバスに乗って会社まで行くということでした。逗子駅前ならバス停に屋根がついているので濡れずにすみます。我ながらなんというグータラなんだろうとあきれながら、乗り換えのバス停では降りずに、逗子駅に向かったのでした。

しかしそのグータラ度合に早くも天罰が下りました。葉山町から逗子市に入るあたりで、急に道が混んできたのです。雨の日は駅に近づくと道が混むというのはいつものことなんですが、今日はそれが格段にひどかったのです。ぜんぜん前へ進みません。結局、自宅を出てから逗子駅前に着くのに何と1時間以上もかかってしまいました(普通は20分くらい)。そして逗子からまたバスに乗ってその混んだ道を会社へ行ったわけです。着いたのが家を出てから約1時間半後。家から会社まで歩いたとしても、もっと早く着きます。怠けると天はそれをしっかり見てるということですね(苦笑)。

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2011年2月27日 (日)

キャラ自動車

アメリカのアニメなどでは、動物や機械などが擬人化されたキャラクターをよく見ます。ピクサーが制作した「カーズ」という自動車を擬人化したCGアニメがありましたが、現実でもフロントが顔になっている車が発売されたりすると面白いでしょうね。東京・渋谷区で走っている「ハチ公バス」(下の写真)はちょっとそんな趣きがありますが、普通の乗用車ではさすがに見かけませんね。

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しかし街中をよく見ていると、実は期せずして特定のキャラに似てしまった車が存在するのです。そういった車を紹介しようと思います。

まずはBMWのX3。後ろから見ると、まるでスター・ウォーズのストームトルーパーです。

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そして「ランエボ」の愛称で親しまれる三菱ランサー・エボリューションX。別にそっくりというわけではありませんが、僕にはどうも宇宙空母ギャラクティカのサイロン兵に見えてしまいます。僕の目がおかしいのでしょうか?

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最後にBMWのE60。これはテールランプがどう見てもウルトラセブンです。

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ちなみにこのウルトラセブンの変身シーンでモロボシダンがブタ鼻に見えるわけですが、子供の頃、ウルトラセブンごっこをするときは、変身の際、指で自分の鼻をブタ鼻にするというのが決まりごとでした。

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2011年2月26日 (土)

暗黒物質講座第3回目

今日は新宿で「暗黒物質・暗黒エネルギー講座」の第3回目。今回の講師は、東京大学の数物連携宇宙研究機構副機構長で、同じく東大・神岡宇宙素粒子研究施設長でもある鈴木洋一郎教授。鈴木先生は、現在「XMASS」と呼ばれる、宇宙からやってくる暗黒物質を捕らえるプロジェクトを進めています。

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前回の野尻先生が、粒子加速器を使って自分たちで暗黒物質を作ってしまおうとしているのに対し、XMASSは、今この瞬間にも宇宙から大量に地球に降り注いでいるはずの暗黒物質を捕まえようとするものです。そもそもこの宇宙に暗黒物質なるものがあることがなぜわかったのか? これは異なるいくつかの観察と検証からわかったのですが、そのひとつは、銀河の運動を詳細に調べることによるものでした。下の写真は僕が望遠鏡で撮ったM33という銀河の写真ですが、見てわかるとおり、地球からはちょうどこの銀河を真上から見るかたちになり、しかも僕のありふれた普通の望遠鏡でも一応撮れるくらい近くにあるため、その運動を観察しやすいんですね。。地球からは、アンドロメダ大星雲の次によく見える銀河だそうです。

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このM33銀河をはじめ、いくつかの銀河系の運動を調べてみたところ、奇妙なことがわかりました。太陽系もそうですが、重力の法則によると、中心にある物体の重力に捉えられた物がとる回転運動は、中心から離れた場所にあるものほど速度が遅くなります。太陽系では、一番内側を回る水星の公転速度が一番速く、最も外側にある海王星が一番遅いのです。その様子を模式的に表したのが左側のアニメーションです。しかし銀河の回転を調べると、内側の星々と外側の星々とでは右図のようにそのスピードがほとんど変わらないことがわかったのです(「同じスピード」というのは全てが同じ時間内に1回転するわけではないことに注意)。これのどこが奇妙かというと、重力の法則に従っている限り、中心近くにある物ほど速く回っていないと、中心の星に落ちてしまうからです。飛行機が速く飛んでいないと地上に墜落するのと同じですね。逆に遠くの星は、速く回ると中心星の重力から逃れて外に飛び出ていくはずなのです。

ということは、銀河のような非常に大きなスケールに於いてアインシュタインの重力の法則(一般相対性理論)が間違っているか、目には見えないけれども銀河をこのように動かしている何かが存在すると考えられるわけです。検証の結果、重力の法則に問題はなさそうで、どうやら光やX線といった我々が観測につかう手段では見ることのできない、電磁波を出さない「暗黒の物質」が存在するらしいことがわかったわけです(通常の物質は、我々の体を含めみな何かしらの電磁波を出しています)。このような銀河の運動の観察以外、例えば重力レンズ効果を探す観測などからも、同じように暗黒物質の存在が確かめられました。しかし存在することはわかったのですが、ではそれは一体何なのかがまだわかっていないのです。

そこで、鈴木先生のチームは、XMASSプロジェクトで未知の暗黒物質を捕まえてやろうとしているわけです。下の写真は、そのXMASSの観測装置です。

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何だかSF映画にでも出てきそうな未来のマシーンといった感じですよね。これは直径1.8メートルの球形をしており、中にはマイナス100度という超低温の液体キセノンが入っていて、宇宙から飛んできた暗黒物質がキセノンに衝突すると光を出し、その光を球の内側に蜂の巣状に並べられたセンサーが感知するというしくみです。キセノンが選ばれたのは、予想される暗黒物質1個の重さが今のところ陽子の100倍以上とされていて、キセノン原子1個の重さとほぼ同じだからだそうです。下の写真はXMASS装置の内部。

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この装置を作るときの苦労話をいろいろ聞かせてくださいました。すごく順調にいけば、年内にも何かしらの発見があるかもしれないし、そうでなくても5年以内には暗黒物質の正体がつかめるのではないかということでした。

ところで、新宿へ足をのばしたついでに、任天堂の3DSの発売日だということで、レイトン教授の新作も出たことだし買ってやろうかとビックカメラに寄ったところ、「本日は予約のお客様のみの販売、次回入荷未定」との張り紙が。残念でした。

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2011年2月25日 (金)

静電気と花粉

毎年乾燥した冬の季節になると悩まされるのは静電気です。人間はみな同じ材質でできているはずなのに、帯電しやすい体質などあるのでしょうか? 他の人に比べてパチン!となることが格段に多い気がします。あまりに頻繁になるので、金属製の物に触るのが恐くなります。最近は会社の猫も僕の放電を警戒していて、人のひざの上で落ち着くのをためらうようになりました(苦笑)。ひざの上に乗せて撫でると、自分の手のみならず、猫の足からもピリピリと電気が出てくるのがわかるんです。また、猫は人が指を差し出すと鼻で匂いをかぐという習性がありますが、猫の鼻は濡れているので電気が通じやすく、すぐバチン!となって慌てて顔を引っ込めます。別に虐待しているわけではありませが、猫もそれなりに学習するようで、最近は警戒しているのがありありとわかります。

そんな感じなのでいつも市販の静電気放出器を携帯していて、金属製の物を触る前に一度それを使って電気を放出します。しかしすぐにこの静電気放出器をなくしてしまうんですよね。そんなときは代わりに10円玉を使って放電します。10円玉と金属の間にビカッと雷のような青白い火花が走って面白いのです。ただし10円玉の場合、体にたまっている電気の量が多いとバチッ!!っという音とともに強力な火花が散って放電の際に結構痛みを伴うんですね。火花を見るたびにこの電気を何か有効利用できないものかと思いますが、実際どれくらいの電力があるんでしょうか? 少なくとも静電気放出器のLEDを点灯させられるくらいはあるわけですが。

さらにここ数日は花粉で鼻がムズムズするようになりました。僕はこれまで花粉症で悩んだことはなかったのですが、今年は花粉の量が多いからなのか、それとも喘息の症状が絡んでいるのか、ちょっと危険信号が出ています。喘息治療で飲んでいる薬はアレルギー性鼻炎の薬でもあるので、これを飲んでいれば花粉は大丈夫だろうと思っていましたが、そう都合よくもいかないようです。

そう言えば、花粉症ではなかった僕でも、一度花粉でくしゃみ、鼻水が止まらないときがあったのでした。忘れもしない、東京でオウム真理教による地下鉄サリン事件があった日、僕は早朝から奥さんと(当時はまだ結婚前)栃木は鬼怒川温泉にある東武ワールドスクエアというテーマパークへ出かけていました。僕はそのころ東京・文京区の水道という町に住んでいて、通勤には地下鉄有楽町線か丸ノ内線を使っていました。なのでいつものように通勤していればこの事件のとばっちりを受けたのでしょうが、この日は休みをとって、しかも遠出なのでずいぶん朝早く家を出たおかげで事件にまきこまれずにすんだのでした。

まあその事件はともかく、栃木の鬼怒川、日光あたりはそれこそ花粉の発生源なので、東京とは比較にならない量の花粉が飛んでいたようで、1日中くしゃみ・鼻水が止まらなかったのです。まるで水道の蛇口をひねったかのように鼻水が出つづけました。既にその時点で花粉症の種は仕込まれていたのでしょうか。この先、症状が酷くならないことを願います。

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2011年2月24日 (木)

宇宙を織りなすもの

昨日、ようやく「宇宙を織りなすもの」(ブライアン・グリーン著)という本を完読しました。去年買った本ですが、僕の読書時間は東京へ出るときの電車の中か、ファミレスなどで一人で外食しているときに限られている上、途中ほかの本も読んだりしていましたから、僕の物理に関しての無教養もあって、上下刊合わせて約1000ページに及ぶ本書を読みこなすのには時間がかかりました。

この本は宇宙論の中でも「時間」と「空間」にテーマをしぼり、ニュートンやアインシュタインといった人たちの歴史的業績から、現在の物理の最先端研究に至る過程でわかっていることを一般の人でも理解しやすいように解説したものです。2009年発行の本ですが、原著は2004年に出ているようで、最先端の研究の部分で若干今と状況が食い違う部分もあります(例えばLHCの状況など)。それでも普段我々がこれといって特別に気にかけることもない「時間」や「空間」のショッキングな概念を、それほど難解でない言葉で知るには良い本だと思います。

なぜ時間や空間は存在するのか? どのようにして生まれたのか? そもそも本当に時間や空間は存在するのかといった、一昔前であれば哲学の領域だと考えられていたこのような問いに、今の最先端の物理学はかなり突っ込んだところまで迫っています。もちろんその正体をつきとめるには至ってませんが、世界の物理学者がコンセンサスをもって「こうではないか?」と考えているその内容は、かなり衝撃的なものです。僕が時々このブログで書いている「超ひも理論」なんかも、我々はブレーンという膜の上に住んでおり、全ての物体は極めて小さいひもからできていて、さらに空間は10次元であるなんて、それだけ聞けば頭がいかれた人の戯言だと思われそうなものですが、何といっても一番度肝を抜かれるのは「ホログラフィック宇宙論」でしょう。

「ホログラフィック」とは皆さんも知っている「ホログラフィー」と同じで、3次元の立体映像を2次元に記録する技術です。ホログラムは色々なところで目にしますが、平面なのに立体に見えて不思議ですよね。ホログラフィック宇宙論は、我々が普段感じているこの3次元の世界は、そのホログラムのように実は遠くにある2次元世界から投影された立体的な写像であるとしています。つまり中が空っぽの球体があるとして、その中が我々の3次元宇宙だとしたら、我々の存在を含め日々体験していること全ては実はその球の表面という2次元の面で起こっていることであり、それがホログラムのように球の中の3次元空間に投影されているものを見たり感じたりしているというのです。

この理論は何もマッドサイエンティストの荒唐無稽な妄想ではなく、現実の物理現象を注意深く数学的に調べた結果導き出されるもので、そのように考えても従来の物理法則とは矛盾しないことがわかっています。映画「マトリックス」で、現実だと思っていた世界は実はプログラムされたデータが脳内で再生されているだけだったというのがありましたが、ホログラフィック宇宙論の考え方はそれをあっさり凌駕するインパクトがあります。物理学の最先端で研究されている内容を知ると、正直、人が考えた物語などよりも遙かに面白いと感じます。

人類の歴史で蓄積された知識と発展したテクノロジーによって、今、宇宙という概念がまったく新しいものに変わろうとする最もエキサイティングな時期にあるんですね。この分野からは片時も目が離せません。

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2011年2月23日 (水)

また磯

このところ仕事がバタバタしていて更新できませんでした。年度末のこの時期は決まって怒涛のように仕事が押し寄せてくるので大変です。

今日は午前中は喘息の経過観察で病院へ。状態は良好なので、薬を減らすことになりました。午後は会社の前の磯がいい具合に潮が引いていたので、飽きもせず探索してみました。最近は半年ぶりくらいに昼間に大きく潮が引くので楽しいです。下は会社の前の磯の写真。遠くに江ノ島が見えます。空が霞んでいるので富士山は見えませんでした。

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自然の造形美、イソギンチャク。ひとくちにイソギンチャクと言っても、その形は実にさまざまです。

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背中に海藻をしょったカニ。これってどうやってくっつけてるんでしょうね? 自分で手ごろな大きさの海藻の切れ端をみつけてくっつけるんでしょうか? それとも背中から生えているんでしょうか? こんな変な生き物がいるので、潮溜まり観察はやめられません。

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潮が引いた岩場に落ちていた、貝の刺身みたいな物体。

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このあたりではたまに見るんですが、これ何だと思いますか? ひっくり返すとこんな感じです(右側)。反対側はタコのような地味な色ですね。

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これ、実はクモガタウミウシというウミウシなのです。潮が引いて岩場に取り残されてしまうのか、ときどきいるんです。水の中に戻してやると、このようにツノと、背中のお尻側に枯れてクシャクシャになった花のようなエラが出てきます(保護色でちょっとわかりづらいですが)。水の少ないところでひっくり返っているのは背中にエラがあるからなんですね。

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10円玉で大きさの比較。みなさんの想像より大きいでしょうか? それとも小さいでしょうか?

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クモガタウミウシの動きをGIFアニメで。

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2011年2月20日 (日)

初ウミウシ

今日も昨日に引き続き、葉山・芝崎の磯で観察。今年に入って初めてウミウシを見つけました。ウミウシがいるポイントというのはだいたい決まっていて、昨年何度も観察をしているうちにわかってきました。

このブログを読んで、葉山でウミウシを見てみたいという人がもしかしたらいるかもしれないので、よく見れるポイントを書いておきます。参考にしてください。下の写真が、Googleマップからコピペした葉山の芝崎・真名瀬付近の様子です(四角で囲んだ領域が、さらに下2枚の写真に該当します)。

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地図はこちらをご覧ください。

http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&ie=UTF8&ll=35.268441,139.570763&spn=0.007183,0.013218&z=17

真名瀬(「しんなせ」と読みます)は、僕の仕事場があるところで、「葉山シーランド」と書かれた建物がそうです。写真は潮が満ちているときのものなのでわかりにくいですが、この海岸には海へ突き出た岩場があり、磯観察がしやすい場所です。黄色い丸のあたりがウミウシが見られるポイントです。

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そして仕事場から少し歩いた芝崎というところには広大な磯があり、「海洋生物の宝庫」と言われています。こちらも丸の部分でウミウシがたくさん見られます。

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と、このように書いておきながら、こんな上空からの写真で説明しても、磯に出ると一体どこなのかさっぱりわからないのではないかという気がしてきました。なので、基本的に真名瀬では海岸を背にして磯の右側にはウミウシはいませんし、逆に芝崎は左側にはいません。また、陸地側の浅い閉じた潮溜まりにはいません。海とつながっている深い谷間の近くを探すのがポイントです。それだけでも覚えておけば無駄な探索をしなくてすむでしょう。

今日はまずは芝崎の磯を散策。そして見つけたのが下のウミウシ。

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このウミウシがいる周囲を重点的に探索してみましたが、見つけられたのはこれ1匹だけ。磯に出てみると思いのほか風が強く、海面が結構波立っている上に寒かったので、早々に引き上げました(苦笑)。しかしせっかく潮が引いていて観察にはもってこいの状況なので、会社前の磯もついでに見てみることにしました。そばの漁港で大々的に船着場の工事をしており、海中の様子が変わってしまっているのではと思いつつ、とりあえず見ておこうと行ったところ、なんと3匹も見つけることができました。

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それぞれ模様に個性があるのがわかります。上の2枚は割りとシンプルな模様ですが、3枚目のは複雑というか、筆で模様を描くのに失敗したような感じですよね。筆ムラみたいなのもありますし(笑)。芝崎のも含め、今日見つけたウミウシたちはどれも小さかったです。2~3cmくらいでしょうか。まだ生まれてそれほど成長していないのでしょうね。夏場になると5cm以上の大きさになります。

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2011年2月19日 (土)

初芝崎

今日はちょうど午前から正午くらいにかけて海が引き潮だったので、仕事へ行く前に今年初めて葉山の芝崎の磯へ寄ってみました。その前に自宅の花壇。チューリップの球根から続々と芽が出てきました。

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こちらも自宅に植わっているアジサイの芽。冬になると葉は枯れて落ちてしまいますが、茎の先端にはこのように芽がしっかりとついています。去年、鎌倉、逗子、葉山界隈はアジサイが虫の被害にあって、アジサイ公園なども壊滅状態だったそうです。今年はどうでしょうか?

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御用邸前のバス停でバスを降りて下山川のカモを観察。カルガモは年中見られるのであまり気にかけませんが、マジマジと見れば意外ときれいな色をしてますね。羽根の下に鮮やかな青が見えますが、普段は羽根を閉じているのでほとんど見えません。

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河原で休んでいるカルガモの顔をクローズアップで。

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下山川沿いの道を歩いていたホルスタイン模様の猫。よく見ると別に変な顔ではないのに、パッと見、ひょうきんな感じがするのはやはり二段アゴのせいでしょうか? 金太郎と名づけました。 

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芝崎へ行って磯の観察。この時期は岩に色々な海草が生えて滑りやすくなっているので、気をつけて歩かなければなりません。岩にびっしり生えたワカメ。

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イソギンチャク。面白い形ですねー。

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イトマキヒトデ。管足と呼ばれる器官のアップ。先端が吸盤になっていて、これで岩などにはりついて歩きます。

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アメフラシです。

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こちらもタツナミガイというアメフラシの仲間。このあたりでは上の普通のアメフラシより、むしろこちらのほうをよく見かけます。保護色になっているのでちょっとわかりにくいですね。

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長さ20cmくらいのをよく見ますが、これはちょっと小さめで10cmくらいでした。活発に動いて、海草をムシャムシャ食べていました。タツナミガイが海草を食べる様子をGIFアニメでごらんください。

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2011年2月18日 (金)

スズメと高層ビルと

我が家の日課はお腹をすかしたスズメたちにエサをあげることです。エサが少ない冬場は我が家のベランダに撒かれたお米が彼らの命綱のようです。朝起きると、下の写真のように30~40羽ほどのスズメが向いの電線にとまって、僕や奥さんがお米を撒くのを待ち構えています。

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ベランダにお米を撒くと、速攻で飛んできます。とにかく撒けば撒くだけ食べて際限がありません。そのうち我が家はスズメたちに食いつぶされてしまうのではと心配になります。しかしスズメの生息数が減っているという話を聞くと、彼らを守らねばという変な使命感を感じてしまうわけです(笑)。

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正面から見るスズメは相変わらず可愛くないですね。

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米粒をくわえるスズメ。

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超広角レンズで撮影した新宿の高層ビル街。中央は東京都庁、左はNSビル。都庁の奥の空で光っているのは月(満月ではなく半月くらい)。

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NSビルの玄関から都庁側を。中央左奥に「暗黒物質講座」で行った住友三角ビル。

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NSビルの中。天井まで吹き抜けになっています。超広角レンズで撮るとなんだか光のアートみたいに見えますね。

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2011年2月17日 (木)

太陽系に新惑星発見?

とあるウェブサイトに「太陽系で木星の4倍の大きさの惑星が発見される」と書いてあったので、そのソースである下記のニュースサイトを読んでみました。

Largest planet in the solar system could be about to be  discovered - and it's up to four times the size of Jupiter (Mail Online)

デイリーメールという英国のタブロイド誌の記事なので、どこまで本当かわかりませんが、この記事によると、冥王星よりさらに外側の「オールトの雲」と呼ばれる領域に木星の4倍の大きさの巨大ガス惑星が存在するという証拠が、今年後半にも発表されるかもしれないとのこと。既にNASAは、2年前に打ち上げた「ワイズ」という赤外線宇宙望遠鏡からのデータを解析することで、惑星が存在すると言えるいくつかの証拠を得ているというのです。ルイジアナ大学のDaniel Whitmire教授は、2年以内にこの惑星の存在が証明されるだろうと話しているそうです。僕は去年の秋に、東工大の井田先生の講義で太陽系の各惑星がどのようにして今のような大きさ・並びで作られたかを聞きましたが、もし太陽系の最果てにそんな巨大な惑星があるとしたら、今の理論を見直さなければならないのではないでしょうか。

この記事が本当かどうかは別として、読んですぐに思い出したのは星野之宣の「2001夜物語」という漫画です。この漫画の中にまさにこれと同じような状況が出てくるんですね。海王星の軌道が計算と微妙にずれることから未知の惑星の存在が示唆され、それは地球から観測することが難しい遙か彼方にありながら、海王星の軌道を乱すほどの、太陽に拮抗する質量を持っている巨大な星であろうと。そしてついに反物質でできた超巨大惑星が発見されるわけですが、漫画はキリスト教と太陽系の成り立ちをうまく絡ませていて、太陽が「神」であるならば、この巨大惑星は太陽になり損ねた星、つまり堕天使の象徴として「ルシファー(魔王星)」と名づけられます。

ちなみに今回のNASAが発見したとされる惑星は「Tyche(テュケー) 」= ギリシャ神話の幸運の女神 - と名づけられているようです。星野之宣が魔王星と名づけたのとは対照的ですね。

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2011年2月15日 (火)

ランダム

物理の究極の統一理論とされる「超弦理論」の本を読んでいると、自然界の法則や現象が「図形」と密接に関連していることがわかります。もちろん超弦理論自体はちゃんと証明されたものではありませんが、多くの物理学者が真実であると期待して日夜研究に取り組んでいます。

その超弦理論によると、今まで「大きさのない点」だとされていた電子や光子やクォーク等の素粒子は、その大きさが0.000000000000000000000000000000001ミリメートルという超ミクロの大きさの弦(ひも)でできているとされます。大きさがゼロ、つまり0次元だったものから、非常に小さくはありますが有限の長さを持つ1次元になったのです。そして全ての素粒子はどれも同じ弦なのです。光子とか電子とかクォークといった違いを生み出しているのは、その弦の振動のしかたによるとされます。ではその弦はどんな形をしているのか? 現在、それは「カラビ・ヤウ多様体」という10次元時空にまたがる超ミクロの形状をとっていると考えられています。これは単なる想像ではなく、厳密な計算から導かれるものです。時空が10次元であるときにのみ、以前の記事で書いた16種類の素粒子と極めて似た性質をもつ弦の振動が現れてきます。5次元や100次元などの他の大きさの次元では成り立たないのです。

自然界の最も根源的な部分で「図形(この場合はカラビ・ヤウ多様体)」が非常に重要な役割を果たしているんですね。その形によって電子や光子ができたりできなかったりするわけです。こういったことを日々本で読んでいると、普段の生活でも自然界の様々な形にどうしても目が行くようになります。下の写真は出勤中に見た海岸の様子ですが、面白いことにこんな自然の中でも、まるで計算式で作られたような曲線が現れたりしているわけです。この写真ではちょっとわかりにくいですが、海岸はあきらかにサインカーブ状に侵食されています。

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この海岸は、大きなスケールでの輪郭は直線に近い緩やかなカーブを描いていますが、部分で見るとサインカーブ状に侵食されています。一色海岸でも同じような場所があります。こういった形状を見ると、自然現象は計算式で表現できるのだなぁと感じてしまいます。僕らはCGでシミュレーションをするときは乱数だとか何かしらランダムな要素を加えて、作為的な印象をなくす工夫をするわけですが、よくよく考えればあらゆる自然現象が物理法則に従って起こっているならば、そこには本来「ランダム」という要素はないはずですよね(量子力学は別ですが)。要は、きちんと物理法則に従って行動している複数の要素が混ざり合うと、それがランダムに見えるのだなぁと、この波による侵食を見て思うわけです。

そんなことを踏まえて、試してみたのが下記のMELスクリプトとカーブです。

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カーブの$y1~$y5、$yはそれぞれ上のスクリプトの6行目から12行目にある式によって生成されたものです。$y1から$y5までは純粋なサインカーブで、$yはそれぞれを足したものです。ひとつひとつは数学的なきれいな曲線でも、それらが足されるとまるでフリーハンドで描いたようなランダムな線になります。地形もまさにこんな感じでできているんだろうなと思います。

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2011年2月14日 (月)

豪雪

現在、あと数分で一日が終わるという時間ですが、先ほどまで仕事に没頭していたので奥さんからメールで知らされるまでは外が一面の銀世界になっていることに全く気づきませんでした。仕事をしている部屋は光が入るとパソコンのモニタが見にくくなるので窓のブラインドをずっと下ろしたままなのです。

積もった雪に足跡をつけてみる。

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そして何よりも驚いたのは、今しがた雪が降る中を夕飯を食べに近所のデニーズに行ってきたのですが、僕以外にお客がひとりもいなかったことです。店のお兄さんも「どうぞ好きな席に座ってください」と苦笑いしながら言ってました。誰もいないだだっぴろいファミレスで、たった一人で食事をしたのは生まれて初めてです。

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結局店に入ってから出るまでお客は僕ひとりだけ。こんな天気の深夜はさすがに皆さん外出を控えるのでしょうか。ファミレスって人がいないと薄ら寒いんですね。

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2011年2月13日 (日)

超広角レンズで

このところぐずついた天気が続いていましたが、今日はとてもよく晴れました。一時はすっかり溶けていた富士山の雪も、またしっかりと積もったようです。

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決して暖かくはありませんでしたが、久しぶりの良い天気で散歩に出ている人も多かったです。左奥に江ノ島。その向こうの山は丹沢あたりでしょうか。この辺も雪が積もっています。

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久しぶりに超広角レンズで風景を撮ってみました。葉山御用邸の裏、下山川の河口です。

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こちらも御用邸裏の海岸。家族連れが目立ちました。

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海岸の岩の上にある鳥居。よく見ると水道のパイプで作られています。

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一色海岸。打ち寄せる波。超広角レンズで見ていると、すぐ足元に迫ってきた波も、遠くにあるように見えるんですね。なのでうっかり足を濡らしてしまわないように気をつけなければなりません。

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おまけ。自宅屋上にて猫の茶太郎の写真。鼻デカ写真を撮ろうとするのですが、なかなか思うようにレンズの方を向いてくれないのです。

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2011年2月12日 (土)

暗黒物質講座2回目

昨日、今日と自宅のほうでも結構雪が降りました。でも積もるところまでは行かなかったですね。屋上を見るとかろうじて薄っすらと積もっていました。

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今日は新宿で「暗黒物質講座」の第2回目。講師は高エネルギー加速器研究機構の野尻美保子先生。何の興味もない人がこの講義名だけを見たら、絶対に何か胡散臭い怪しい集まりだと思いますよね(笑)。

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野尻先生はヨーロッパの大型粒子加速器LHCでの研究に携わっていて、暗黒物質を「作り出す」ことでその正体を探ろうとしています。先生によれば、現在暗黒物質の最有力候補と目されているのは「超対称粒子」というものだそうです。超対称粒子とは何か? その前に「超対称」ではない普通の素粒子には、実験などから次のようなものがあることがわかっています。

電子
ニュートリノ(電子ニュートリノ)
アップクォーク
ダウンクォーク

ミュー粒子
ミューニュートリノ
チャームクォーク
ストレンジクォーク

タウ粒子
タウニュートリノ
トップクォーク
ボトムクォーク

光子
グルーオン
Z粒子
W粒子

4つずつ区切ってリストしているのはワケがありますが、説明が面倒なので書きません。この中で安定して自然界に存在しているのは、電子〜ダウンクォークまでの4つと、最後の光子〜W粒子までの4つだけです。つまり、この8種類の素粒子によって、100個以上ある元素や自然界の様々な現象が作られているわけです。

電子~ダウンクォークまでの4つは簡単に言えば物質を形づくっている素粒子で、電子はみなさんよくご存じでしょうが、例えば原子核を構成する陽子はアップクォーク2つとダウンクォーク1つからできており、中性子はアップクォーク1つとダウンクォーク2つでできています。それに対して最後の4つは「力」を伝達する素粒子で、光子は電磁気力を伝達し、グルーオンは陽子や中性子の中でクォークを繋ぎとめておく役割を果たし、Z粒子とW粒子は「ベータ崩壊」という原子の内部が分裂を起こす現象に関わっています(太陽のエネルギーはこの現象によるものです)。残りのミュー粒子〜ボトムクォークは、1秒の何十〜何千分の1というわずかな時間しか存在できず、すぐに崩壊して別の安定な素粒子になってしまいます。また、発見されてはいませんが「ヒッグス粒子」という、素粒子に「質量」をもたらすとされる「ヒッグス場」に関連した素粒子の存在が予言されています。

で、「超対称粒子」ですが、これもまだ発見はされていません。しかし理論上その存在が予言されていて、上にリストした16種類の素粒子それぞれに対応した超対称粒子というものが存在するというのです。なぜそんなものが予言されているかというと、上に書いた光子、グルーオン、W・Z粒子それぞれが伝達する別々の「力」が、宇宙が誕生したときには同じものであったとする「大統一理論」に超対称粒子が不可欠なんですね。超対称粒子の存在が確認されると、それぞれの力が昔は同じ物であったと結論できるのです。そして暗黒物質は、この超対称粒子のどれかではないかと言われています。

暗黒物質は重力以外の力では普通の物質と相互作用せず、我々の体や地球をどんどんすり抜けるので電荷を持っていないと想像されます。また、すぐに崩壊せずに安定して存在していることが分かっているので、そうなると超対称粒子の中でも種類が限られてきます。例えば電子やクォークは安定ですが電荷を持っており、それに対応した超対称粒子も同じです。電荷を持っておらず、しかも安定しているということで、いま一番有力視されているのはヒッグス粒子の超対称粒子だとのこと。しかしヒッグス粒子自体がまだ発見されていないんですよね。なぜ発見されないかというと、ヒッグス粒子はとても重いとされており、重い粒子を粒子加速器で作り出すには膨大なエネルギーが必要で非常に難しいのです。なのでLHCのような馬鹿デカい加速器が必要になってくるんですね。 

話は全然変わりますが、ニュースによるとアメリカの本屋、ボーダーズが破産したそうですね。昔ずいぶんとお世話になったのでびっくりしました。何でもネット販売への対応が遅れたのが原因だとか。僕も最近は本屋で本を買うことは滅多にないですから無理もないでしょう。僕はたぶん90%以上はネットでの購入です。残りの約10%も本屋ではなくコンビニですからね。ただしアメリカに利益を持っていかれるのもシャクなので、本はアマゾンではなくジュンク堂のネットストアを利用していますが(笑)。

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2011年2月10日 (木)

田舎でCG

僕が葉山の海の目の前で仕事をしていることを知られると、「いいですねー、最高じゃないっすかぁ~! 理想の生活ですね!」みたいなことをよく言われるのですが、じゃあ僕のところで仕事しますか?と聞くと、必ず「それはちょっと・・・・・」ってなるんですよね(笑)。CGの仕事をしている人はハイテク機器をさわっているだけあって都会派が多いのでしょうか? まあ確かに僕も何の思い入れもないどこかの田舎で「ここで仕事しませんか」と言われれば「それはちょっと・・・・」となるでしょうから、そういった反応はもっともだと思います。葉山の仕事場は4人くらいは働けるスペースがありますが、そんなことで未だにここで働いているのは僕ひとりです(猫が3匹いますが)。

しかし、CGほど田舎と相性のいい職業はないのではないかと思いますね(笑)。普段の情報のやり取りはメールと電話。参考資料はネット上に山ほどある。チェック、納品もネット経由。僕はCGディレクターという立場上、東京に打ち合わせに出たりしますが、そうでなければ誰とも顔を合わさずに仕事ができてしまいますからねー。実際、長年一緒にやっているクライアントだと「いい感じでやっといてー」みたいにお任せ状態だったりするので、発注から納品まで全然クライアントと会わないこともあります。買い物も日用品以外はほとんどネットショッピング。僕のように社会性が乏しい人間にはうってつけの職業です(笑)。

今日の海辺から。

海岸の岩にたくさんついているごま塩団子みたいな物体、何だと思いますか?

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イソギンチャクです。多くの人が潮遊びでこのイソギンチャクに指を突っ込んでみた経験があるのではないでしょうか。スポッと吸い込まれるような感触が妙ですよね。上の写真でみんな口を閉じているのは、ちょうど潮が引き始めたので、それに備えているのでしょうか? 潮が引くと海岸のイソギンチャクは完全に水の外に出た状態で長時間さらされてしまいます。それでも死なないんですよね。すごいです。

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岩場ではムクドリがしきりにエサをあさっています。

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ムクドリは雑食で何でも食べるそうなので、最初はこの岩にびっしりとついた海苔を食べているのかと思いました。

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しかし撮った写真をよく見ると、口にゴカイのような虫をくわえています。岩に潜んでいる虫を捕っているようです。

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こちらは森戸神社の松ノ木にとまっていたシジュウカラ。

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ムクドリ、シジュウカラどちらも、都会でも普通に見られる鳥です。下は潮が引いて水位が低くなった森戸川の河口近く。縞々模様が面白いです。

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その森戸川を泳ぐ魚の軍団。何の魚でしょうか? 河口のあたりは川でも海水が混じっているのでフグなど海の魚が結構泳いでいます。

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2011年2月 9日 (水)

バスリコーダー

昨日、打ち合わせの行きがけに、横浜のヤマハ楽器へ注文しておいたバスリコーダーを取りに行ってきました。バスリコーダーはアルトリコーダーと同じ指使いで同じ音階がでますから、新しい指使いを覚える必要はないですが、いかんせんデカイので、思うように穴を押さえられないんですね。これはリコーダー教室にいる時間にちょろっと触るくらいでは使いこなせるようになれないなと思い、とりあえず練習用の安いやつを購入してしまいました。本当は木製が良いのですが、価格が何と20万円くらいするのでちょっと無理です。そもそもまだろくに演奏できないのでプラスチック製で十分でしょう。

リコーダーの写真。右からソプラノ(小学校で習うやつ)、アルト、そしてバス。

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持つとこんな感じです。でかいので、サックスのようにストラップをつけて首からさげて演奏します。

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早速帰宅して吹いてみました。だいぶ慣れてきましたが、一番低いファの音(穴を全部閉じる)を出すのが難しいですねー。一番下の穴は直接手で押さえることはできないので、サックスみたいにキーがついていて、それを押さえることで閉じます。しかしこのキーがいまひとついい感じで押せないのです。まあ下手くそだからなんですが、コツか何かあるのでしょうか。もしかしたらキーの位置が適切でないのかもしれません(リコーダーは組み立て式で、一番下のパーツを回してキーの位置を調節できます)。とりあえず、練習を重ねてみます。

今朝会社に行ったら、僕のイスの上に猫のうんこがありました(苦笑)。昨日ちょうど猫が好きなエサを切らしてしまい、あまり好きでないのをエサ皿に入れといたので嫌がらせでしょうか。

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2011年2月 8日 (火)

とんだ勘違い

天体望遠鏡で星を見るときには、目的の星の方向に正確に望遠鏡を向けられるように、下の写真のようなナビゲーション機能つきのコントローラで操作します。

Sb

液晶モニタに星図が表示されるので、見たい星に照準を合わせると望遠鏡がその方向を向いてくれるのです。空の星の位置は観測場所によって異なりますから、あらかじめ自分のいる場所の緯度・経度や時間を設定しておきます。緯度・経度はGoogleのGeocodingというサイトで住所を入力すればわかるので、僕も自宅の住所を入力して出た数字をコントローラにインプットしていたわけですが、それに際してどうやらとんだ勘違いをしていたようです。

下の画像はGeocodingの画面ですが、上から2行めに指定した場所の緯度・経度が表示されています。しかし僕はなぜかそこに気づかず、地図上の吹き出しに出ている座標のほうを見ていたのです。そしてこの数字が、例えば画像の例でいうと35.658704、139.745408となっていますが、これは北緯35度65分87秒、東経139度74分54秒のことを表しているとずっと勘違いしていたのです(苦笑)。

Gmap

”度”はともかく、分と秒はもちろん時計と同じ60進法なので上に書いたような場所はありえないのですが、自宅の場合はここの数値が間違った読み方をしても分・秒がたまたま60より小さかったので全く疑いもしませんでした。実際はこの吹き出しの数値は分以下を60進法ではなく10進法で表しているのですね。したがって、ずっと間違った数値をコントローラに入れていたわけです。今まで何と千葉県の木更津市で観測をしていることになってました(笑)。

望遠鏡を操作していて、どうも液晶の星図と実際の星の位置が食い違うな〜とずっと思ってたんですよ。それでも間違った入力をしていると考えなかったのは、ネットで「ビクセンのナビゲーションの表示はあまりあてにしないほうがいい」という書き込みを見たからで、まあ誤差の範囲なんだろうと思い込んでいたのです。これが例えば、星図ではオリオンのベテルギウスを向いているはずなのに実際はリゲルが見えているくらいのずれがあれば、明らかに何かが間違っていると思いますが、微妙に星図と合っているので、まるで自分のミスを疑わなかったわけです。

ではなぜ今になって間違いがわかったかと言うと、国土地理院発行の地図でたまたま自宅近辺の緯度・経度を見てみたら、自分が望遠鏡に入力していた値と全く違っていたんですね。これはもしかしてGoogleの値が間違っているのではないか、大問題ではないかと自分のことは棚に上げて真っ先にGoogleを疑ったのです(笑)。しかしよくよく見ていると自分がとんだ勘違いをしていたことがわかりました。次回望遠鏡を見るときは、正しい値を入れてやってみます。果してナビゲーションの星図と実際の星がどれだけぴったりくるでしょうか。

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2011年2月 7日 (月)

久しぶりの磯

このごろようやく僕の活動時間に海の潮が引くようになってきたので、久しぶりに会社前の磯に出てみました。

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ある日の潮の干満がどういう状況になるかは、ネットで調べられます。下の画像は、今週の逗子近辺の潮の状況。

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この波形は潮の高低を表していて、明るい部分は太陽が出ている時間、暗い部分は太陽が沈んでいる部分になります。破線はちょうど太陽が南中する時刻にあたります。これで見ると、今日はお昼どきと真夜中が一番潮が引くことがわかります。最近(というか去年の夏を過ぎてから)はこのサイクルが僕の活動時間と合わず、もし合ったとしても月や太陽の位置の関係であまり干満の差がなかったりとかで、出勤中に会社前の岩場が現れることがほぼなかったんですね。例えばこのブログに磯の写真を頻繁に載せていた去年の6月末ごろの表は下のような感じでした。

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上と比べると、こちらのほうが大きく潮位が下がっていることがわかります。これから先、徐々に潮位が低くなってくるようなので、また岩場での観察が気軽にできるようになりそうです。

潮溜まりにいるアメフラシの仲間のタツナミガイ。結構大きいです。長さ20cmくらいあります。夜行性だそうで昼間はほとんど動きませんが、これは頭部を左右に動かして辺りを見回しているようでした。

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大小3匹のヤドカリ。右のは背負った貝が洒落てますね。割れて欠けた貝に入っていて、ファッションセンスの違いをアピールしています。人間でいうと服飾専門学校に通ってそうな感じですかね。

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潮溜まりというちっぽけな世界の中でも、日々壮絶な戦いが繰り広げられているようです。ほんの10分くらい観察するだけでも、面白い場面に出会うことができます。例えばこちらの白っぽいヤドカリは別の小さなやどかりを捕まえていました。発情したオスがメスを捕まえたといったところでしょうか。手でつかんで必死にどこかへ運んでいたんですね。

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ところが左から別の黒いヤドカリがやってきて小さなヤドカリを横取りしようとします。

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白と黒の壮絶な取っ組み合いが始まりました。写真ではわかりにくいですが、両者の間に小さいヤドカリがいます。

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結局戦いは黒の勝利。小さなヤドカリは黒いヤドカリに奪われ、白いほうは貝殻の中に引っ込んでしまいました。

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メス?を奪ってご満悦の黒いヤドカリ。

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ところで、何日か前にウミウシの貝殻ではないかと書いたこの薄っぺらい飴色の物体(ちゃっかり拾って持って帰ってました)。

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ある方から巻貝のフタではないかという指摘をいただき、調べてみました。「巻貝のフタ」でいろいろ検索してみると、確かにそれっぽいものが多いのです。そして巻貝の殻とそのフタはかなり形が共通していることを発見。そうなると、上の写真はツメタガイに形が似ているので、もしやツメタガイのフタなのではと思い、検索をかけてみたらこれがドンピシャでした。

ツメタガイの写真 ・・・ 潟見人の底生生物WEB図鑑

ウミウシの貝殻ではありませんでしたねー。まあそれでも浜で見ることは滅多にないので、大事にとっておこうと思います。

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2011年2月 6日 (日)

8Cとかミトとか

朝、麻布十番のガレーヂ伊太利屋へ。うちの車のエンジンがかからなくなったので修理に出していたのをピックアップに行ってきました。どうやらプラグがかぶっていたようなのですが、うちの車のスパークプラグはエンジンの下のほうに隠れていて、露出させるには特殊な工具が必要とのこと。なので横須賀の秋谷くんだりまで取りにきてもらって修理をお願いしていました。

お店に行くと白のアルファ8Cが置いてありました。憧れの車です。前回来たときは赤いのがありましたが、今日は白のスパイダー。う~ん、この形、美しいです。

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横からも。奥に見えるのは、イタリアのアパレルメーカー、ディーゼル仕様のフィアット500(チンクェチェント)。

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車内インテリア。

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時速330kmまで刻まれたスピードメーター。

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ちなみにお値段は2700万円・・・・うちの車が10台以上買えます。宝くじで1億円でも当たったら購入を考えようと思います(笑)。しかし仮に買えたとしても、この車では国道から自宅へ上がっていく道を通るのはまず無理でしょう。

こちらはその8Cのデザインエッセンスを取り入れたMITO(ミト)の特別仕様車。なんと車全体がツヤ消しのマットな黒です。聞いてみると、この黒は塗装ではなく、こういう色のシートをぴっちりと貼りつけてあるのだそうです。普通に洗車とかできるのでしょうか?

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このあと、麻布十番の洋食屋EDOYAで昼食を食べてから横浜経由で葉山へ。

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2011年2月 5日 (土)

オリオン座

昨晩もオリオン座を撮ってみました。ただし望遠鏡ではなく、デジカメの普通のレンズによる撮影です。望遠鏡で写真を撮ると非常に狭い限定された領域が拡大されるので、確かにきれいだけれどちょっと現実感がなくなるというか、いったい空のどこを撮っているのか、一般の人はわかりません。望遠鏡を使わずに撮れば普段見慣れた星座の形が見えてきて、かつ、目ではなかなか見えない星々が写りますから、空のこの部分にこんなにたくさん星があるのかと現実感を伴って感動できるわけです。

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カメラの画角にオリオンがすっぽり収まるくらいに撮ってみました。都会ではせいぜい真ん中の三ツ星と、4つの角にあたる明るい星しか見えませんが、時間をかけて露光するとこんなにたくさんの星が写ります。これだけ星があると逆にオリオンの形がわかりにくいですね(笑)。なので隣に線と絵を入れた写真を並べておきました。右肩の赤くて明るい星は一等星のベテルギウスで、そろそろ寿命で超新星爆発を起こすと言われています。超巨大な星で、なんと太陽の1000倍の大きさです。左足首の同じく明るい一等星のリゲルより本来は暗いのですが、IRフィルタ(赤外線フィルタ)を除去したカメラで撮っているので、赤い光が強調されて明るく写っています。

この写真はISO800で3分間露光したものです。もちろん普通の三脚にカメラをのせて撮れば、星は動いていますからブレて写ってしまいます。なので、望遠鏡の赤道儀にカメラをのせて撮ります。しかし、赤道儀がなくても三脚だけで同じような写真を撮ることはできます。まず少しでも暗い場所を探して、空に向けてカメラをセットします。そして星がそれほど動かない時間、たとえば5秒間だけ露光するという行為を何度も繰り返します。そうやって撮れた何枚もの写真を、今度はPhotoshop等の画像処理ソフトで、加算で合成するのです。単純に合成すれば恐らく暗い部分も白っぽくなるので、トーンカーブ等を操作してコントラストをつけます。

上の写真は標準のレンズで撮っていますが、200mmくらいの望遠レンズがあれば、望遠鏡がなくても、僕がいつも載せている星雲の写真くらいの拡大率で撮れるはずです。

下の画像は上の写真の三ツ星付近に寄ってみたもので、オリオン大星雲と馬頭星雲がはっきりと見えます。上の四角が馬頭星雲、下の四角がオリオン大星雲です。わかりやすいように、四角とほぼ同じ領域を望遠鏡で撮った写真も合わせて載せておきます。

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昨日の撮影の様子。望遠鏡は今回は使わず、この写真のようにデジカメを赤道儀のウェイト軸に取りつけて撮影します。カメラはIRフィルタカット仕様のEOS Kiss Digital。

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2011年2月 4日 (金)

謎の貝

昨日の記事に書いた飴色をした半透明の貝殻ですが、どうも気になってネットで調べてみました。形がアワビっぽいのでアワビの稚貝ではと思い、画像を検索してみましたが、どうやら違うようです。下がネットで見つけたアワビの稚貝の写真です。

Awabichigai

※「アワビの里づくり祭」より引用

このように透明ではなく、緑色をしています。引き続き、さまざまなキーワードで検索した結果、全く同じものは見つけられませんでしたが、一番近いと思ったのが下の画像です。

Amekara

※「ハナイカダの海辺の一歩」より引用

形状は異なりますが半透明の飴色で、質感はほぼ同じです。ではこれは一体何なのかというと、驚いたことにアメフラシの貝殻なのです。アメフラシといえばご存知だと思いますが海の岩場によくいる黒くて大きなウミウシみたいな生き物です。

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アメフラシの写真。Wikipediaより引用。

ほとんどの人は、え?このアメフラシのどこに貝殻が?と思われるでしょう。僕も今回調べるまでは知りませんでした。アメフラシやウミウシは貝の仲間で、貝殻が退化してしまっているものもいますが、このアメフラシをはじめ多くのウミウシは、実は体の中に貝殻が埋まっているそうなのです。それが死んだりすると体の外に出て浜に打ち上げられたりするわけですね。

上のアメフラシの殻の写真は巻貝というよりは2枚貝のような形をしており、僕が見つけたのは明らかに巻貝の形です。なので質感は一緒ですが、ずばりアメフラシの殻だというわけではなさそうです。しかしこれだけ質感が似てるということは、アメフラシでなくても、ウミウシ類のどれかの殻だという可能性は高いのではないでしょうか。実際葉山にはウミウシがたくさんいますし。

会社の前の浜はアメフラシがたくさんいるので、もしかしたらその貝殻が落ちているのではと思って、さきほど探してみましたが見つけられませんでした。確かにすごく薄くて、ちょっとした衝撃ですぐに割れてしまうようなものですから、なかなか完全な形で浜に落ちているということはないのでしょう。簡単に見つかるようなものならば今までに何度も見ているはずですしね。

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2011年2月 3日 (木)

不思議な貝

海岸を歩いていると時々不思議なものを見つけます。例えば下の写真。昨日一色海岸で見つけたもので、どうも巻貝っぽいのですが、殻が異様に薄く、向こう側が透けています。

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写真だとわかりにくいですが、横幅が3cmくらいの小さな貝です。形からするとアワビかトコブシのようですが、こんなにスケスケなのは何ででしょう? アワビって、小さいときはこんな感じで透けているんですかね? それとも全然違う種類の貝でしょうか? 謎です。

こちらは昨日、一色海岸にいた猫のミーコ。相変わらずショボショボした顔です。

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恐らく野良だと思いますが、とても人懐っこい猫なのです。

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同じく一色海岸のハクセキレイ。鳥の写真を撮っていていつも思うのは、鳥ってカメラのオートフォーカスで出る赤外線が見えてるんじゃないかということです。レンズを鳥に向けて、フォーカスを合わせるためにシャッターボタンを半押しにすると、よくピュ~ッと逃げられるんですね。僕は別に大きく体を動かすわけでもないのに逃げるのは、やはり赤外線光線が見えているのではないかと。ネットの掲示板などでは、最近スズメが減って、代わりにこのハクセキレイが増えている気がするという書き込みが見受けられます。お尻をピコピコ動かすしぐさが可愛らしい鳥です。

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こちらは夜9時頃の下山川にいるゴイサギ。暗い場所なので、感度を最大のISO1600にして、シャッタースピードも0.5秒くらいにして撮ってみました。なのでちょっとブレ気味で画質が粗いです。

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僕が通勤でバスを乗り換える葉山御用邸前のバス停は、ちょうど下山川に架かる橋の上にあって、川を見下ろせるようになっています。なので水鳥や魚が見えて、バスを待つのが苦になりません。夜遅い時間も、こうやって夜行性の鳥が橋のすぐ下にいます。近寄ってもあまり人を気にしません。いつも同じ場所で、じっと川の中の魚を狙っています。

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2011年2月 2日 (水)

徒歩通勤と天体写真と

今日は曇り空ですが、昨日は風もなく雲ひとつない素晴らしい天気で、そんな気持ちの良い日は自宅から会社まで歩いてしまいます。約4キロメートルの道のりなので1時間弱で着く計算ですが、たいがい道草を食うので1時間半~2時間くらいかかってしまいます。

通勤路の絶景ポイント、峯山地区。海沿いを走る国道134号線と、きちんと整備された歩道。前方に長者ヶ崎、そしてその遙か向こう側に富士山の姿が見えます。

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このような日は通勤が遠足のようなもので、風景を見ているだけで癒されます。こちらはホテル音羽の森の駐車場から長者ヶ崎方向を見たところ。

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昨日は夜も晴天で星がよく見えたので、望遠鏡で写真を撮ってみました。毎度おなじみのオリオン大星雲です。オリオンも夜2時くらいには西の空に沈むようになってきました。このオリオン大星雲を撮れるのもあとわずかです。初心者向きで、かつ大変美しい天体なので、つい何度も撮ってしまいます。

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少しは進歩してきているでしょうか? そういえば最近カメラについて衝撃の事実が判明しました。僕はキャノンのEOS KissX2をメインのカメラとして使用していますが、3年間使用していて、ライブビュー機能がついていることを最近になって初めて知ったのです。ライブビューとは、ファインダを覗かなくても、背面の液晶モニタにリアルタイムでレンズが捕らえているものを映すことができる機能です。いままでファインダの小さい視野でピントの合わせに苦労していましたが、ライブビューを使えば拡大表示もできるので、試し撮りしなくてもピントがあっているかどうか判断できます。マニュアルはちゃんと読まなくてはなりませんね(苦笑)。

EOS KissX2でピントを合わせる良い方法はわかりました。しかしKissX2は無改造のカメラなので、赤外線領域の多い赤い天体はあまりちゃんと撮れません。なのでそういった天体は本来カメラについている赤外線フィルタ(IRフィルタ)を取り除いたEOS Kiss Digitalを使って撮るわけです。下は、左がKissX2、右がIRフィルタ除去のKiss Digitalで撮ったもの。

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このように写り方がだいぶ異なります。上の大きな画像は、実はこの2つを合成したものです。問題なのは、Kiss Digitalのほうはやはり世代が古いだけあって、Kiss2より機能がだいぶ劣ることで、たとえばファインダは異様に暗いですし、もちろんライブビュー機能もありません。そして、KissX2でピントを合わせておいても、Kiss Digitalでは焦点距離が異なるのか、再調整しないとボケボケになるのです。実際右の写真は、左に比べてちょっとボケてます。なのでKiss Digitalを使う以上は、まだピント合わせの煩わしさから開放されないようです。

毎回ひとつは撮ったことのない天体に挑戦してみます。今回はふたご座にあるIC443、別名「くらげ星雲」と呼ばれる天体を撮ってみました。超新星爆発の残骸だそうです。

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本当はその名のとおりくらげのような形がくっきり見えてくるはずなのですが、ISO400で露光時間4分では足りないようです。何枚か撮ってみましたが、これ以外は写像がぶれてしまっていました。次回また挑戦してみたいと思います。

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2011年2月 1日 (火)

追悼ジョン・バリー

英国の映画音楽作曲家ジョン・バリー氏が亡くなりました。77歳だったそうです。もう少し生きていてほしかったですね。僕は小学生の卒業文集で書く将来の夢で「ジョン・ウィリアムズのような映画音楽の作曲家になりたい」と書いたくらいで映画音楽をよく聴いていたのですが、そのジョン・ウィリアムズにジェリー・ゴールドスミス、ジョン・バリーの2人を加えて勝手に「3J」と呼んで敬愛していました。存命なのはついにジョン・ウィリアムズだけになってしまいましたが。

たくさんいる映画音楽の作曲家の中で、重厚でスケール感のあるムーディーな曲を書かせればジョン・バリーの右に出る人はいなかったのではないでしょうか。また、ウィリアムズやゴールドスミスがどちらかと言えば正攻法な曲の作り方をするのに対し、彼はちょっとひねった作り方というか、例えばスピード感のあるアクションシーンで前述の2人がそのテンポにあった速いリズムの曲をあてるとするならば、バリー氏は敢えてスローな曲をあてて映像のスピード感の裏に潜む感情を強調するといった感じです。

主に007シリーズの音楽で有名な氏ですが、そのほかにもとても印象的な曲を残しています。その中で個人的に好きな曲をいくつか上げてみたいと思います。まずは「ナック」という映画の曲。割と初期の作品になります。夜のしじまに浸った港町を連想させるような、情感を誘うきれいなメロディですね。そんな曲のイメージとは相反して、映画の内容はコメディタッチの一風変わったお洒落でスタイリッシュなもの。そんな映像にこの曲をあてるところがジョン・バリーらしいとも言えます。作品はカンヌ映画祭でグランプリを受賞しています(下のYouTubeの動画は映画の映像ではありません)。

こちらはアカデミー作曲賞を受賞した「冬のライオン」のテーマ曲。管楽器の気高くて迫力のある旋律が印象に残ります。コーラス部分はゴールドスミスの「オーメン」を彷彿とさせますが、作られたのはこちらのほうが先ですね。バリー氏はこの翌年に007シリーズ「女王陛下の007」の曲を書いていて、メインの旋律がちょっと似ている気もします。

そしてブルース・リーの「死亡遊戯」。映画の内容は、ラスト付近でブルース・リー本人が出るくだり以外はちょっとアレですが、曲はそれまでのブルース・リー映画とは一線を画すかっこ良さです。

下の「レイズ・ザ・タイタニック」も映画の内容自体は腰砕けで悲しくなるものでしたが、曲はジョン・バリー節炸裂、典型的なバリー・メロディーです。

まあいろいろ挙げていけばキリがないですが、ジョン・バリーといえばやはり007なので、007物から好きな曲をいくつか。まずは「黄金銃を持つ男」の主題歌。ルルという歌手の気合の入った歌い方とバリー氏による軽快なアレンジ、そしてモーリス・バインダーが作ったタイトル映像が一体となって、ある種、怪作と言ってもよいくらいの素晴らしい仕上がりになっています。ボーカルのルルさんはあまりに気合が入りすぎて、1分25秒あたりで声が裏返ってしまってますが、しかしそれをそのまま使ってしまうとことが素敵ですね(笑)。

往年の007ファンは「ゴールドフィンガー」とか「ダイヤモンドは永遠に」などを主題歌のベストとして挙げるのでしょうが、僕は「リビング・デイライツ」のエンドクレジットで流れる曲「イフ・ゼア・ワズ・ア・マン」がとてもロマンチックで一番好きですね。歌っているのはプリテンダーズ。

最後にインストゥルメント曲をひとつ。「ムーンレイカー」から「フライト・イントゥ・スペース」。人類ノアの箱舟計画により、選ばれた人々がスペースシャトルに乗って宇宙ステーションまで行くくだりに流れる曲です。聴いているだけで無限に広がる深遠の宇宙が目の前に見えてくるようで、これぞジョン・バリーの真骨頂と言えるでしょう。ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」、ジェリー・ゴールドスミスの「スター・トレック」や「エイリアン」とはまた一味違った、ちょっと大人な宇宙を感じさせてくれます。

このスケール感、重厚感、そして美しいメロディは、やはりジョン・バリーでなくては生み出せません。

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