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2011年2月 5日 (土)

オリオン座

昨晩もオリオン座を撮ってみました。ただし望遠鏡ではなく、デジカメの普通のレンズによる撮影です。望遠鏡で写真を撮ると非常に狭い限定された領域が拡大されるので、確かにきれいだけれどちょっと現実感がなくなるというか、いったい空のどこを撮っているのか、一般の人はわかりません。望遠鏡を使わずに撮れば普段見慣れた星座の形が見えてきて、かつ、目ではなかなか見えない星々が写りますから、空のこの部分にこんなにたくさん星があるのかと現実感を伴って感動できるわけです。

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カメラの画角にオリオンがすっぽり収まるくらいに撮ってみました。都会ではせいぜい真ん中の三ツ星と、4つの角にあたる明るい星しか見えませんが、時間をかけて露光するとこんなにたくさんの星が写ります。これだけ星があると逆にオリオンの形がわかりにくいですね(笑)。なので隣に線と絵を入れた写真を並べておきました。右肩の赤くて明るい星は一等星のベテルギウスで、そろそろ寿命で超新星爆発を起こすと言われています。超巨大な星で、なんと太陽の1000倍の大きさです。左足首の同じく明るい一等星のリゲルより本来は暗いのですが、IRフィルタ(赤外線フィルタ)を除去したカメラで撮っているので、赤い光が強調されて明るく写っています。

この写真はISO800で3分間露光したものです。もちろん普通の三脚にカメラをのせて撮れば、星は動いていますからブレて写ってしまいます。なので、望遠鏡の赤道儀にカメラをのせて撮ります。しかし、赤道儀がなくても三脚だけで同じような写真を撮ることはできます。まず少しでも暗い場所を探して、空に向けてカメラをセットします。そして星がそれほど動かない時間、たとえば5秒間だけ露光するという行為を何度も繰り返します。そうやって撮れた何枚もの写真を、今度はPhotoshop等の画像処理ソフトで、加算で合成するのです。単純に合成すれば恐らく暗い部分も白っぽくなるので、トーンカーブ等を操作してコントラストをつけます。

上の写真は標準のレンズで撮っていますが、200mmくらいの望遠レンズがあれば、望遠鏡がなくても、僕がいつも載せている星雲の写真くらいの拡大率で撮れるはずです。

下の画像は上の写真の三ツ星付近に寄ってみたもので、オリオン大星雲と馬頭星雲がはっきりと見えます。上の四角が馬頭星雲、下の四角がオリオン大星雲です。わかりやすいように、四角とほぼ同じ領域を望遠鏡で撮った写真も合わせて載せておきます。

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昨日の撮影の様子。望遠鏡は今回は使わず、この写真のようにデジカメを赤道儀のウェイト軸に取りつけて撮影します。カメラはIRフィルタカット仕様のEOS Kiss Digital。

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