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2011年3月 8日 (火)

磯の立体写真

磯の立体写真です。裸眼立体視のできる人は、いずれも交差法(寄り目にして見る)で見てください。

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裸眼立体視には交差法と平行法があって、大雑把に言えば、交差法は画面よりも手前のほうに、平行法は画面よりも奥に目のピントを合わせるようにします。 僕は高校生のときにずいぶん練習したのでどちらでも見れますが、一般的には交差法が簡単だと思います。僕も平行法ではピタッと焦点があって立体像になるまで時間がかかりますし、特に大きな画像だと平行法ではつらいですね。この記事の画像は交差法用に並べてあるので、平行法では奥行き感が逆になってしまいます。

裸眼立体用の写真は特殊な機材がなくても、カメラで普通に1枚写真を撮って、次に少し左か右にずらしてもう1枚撮ればいいだけなので、誰でもできます。ただ、この方法には問題がひとつあって、動くものは撮れません。左右の写真が同時に撮れればいいですが、このように時間差で1枚ずつ撮る場合は、動くものはその間にどうしても位置が変わってしまうので、立体写真として使えません。上や下のような磯の写真はやはり海が動いてしまうので、その部分は立体感が変に見えてしまいます。ここではなるべく波がないときを狙っていますが、それでも多少は動いてしまうので、ちょっとおかしく感じると思います。

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立体写真に関して、昔から疑問に思っていることがあります。それは下の写真なんかはすごく顕著なのですが、確かに立体に見えるけれども、写っているものが全て書き割りっぽく見えるんですよね。下の写真だと、ひとつひとつの岩や、奥の木が生えている小山などが何か薄い板に貼った写真のように見えませんか? 空間全体の奥行き感はあるけれど、個々の物は平面的に見えて立体感はあまり感じないのです。

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これって何でしょうね? 昔からどの立体写真を見ても同じような印象を受けてしまうのです。現実の風景を自分の目で見ているときにはもちろん書き割りっぽく見えるなんてことはないのに、こうやって写真にするとそう見えるのはどういう意味があるのでしょうか? 

と、こんなことを書きながら写真を見ていたら、あることに気づきました。画面からずいぶん離れて(1メートル半くらい)見ると、書き割りっぽく見えませんでした。逆に近づいけば近づくほど、書き割りっぽさが増しました。近くで見ると面白いことに奥行き感が圧縮されるんですね。立体視したまま、写真と目との距離を変えてみると、空間が伸びたり縮んだりする様子が見れます。相対性理論によると空間は絶対的なものではなく、伸びたり縮んだりするのですが、まさにそれを見ている感じです(笑)。

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