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2011年3月 7日 (月)

3月の雪

今朝から降っていた雨が、みぞれに変わり、今は雪になっています。もう春なのに雪が・・・と思う方もいるでしょうが、3月上旬のこの時期は、例年たいがい雪が降ります。折りしも大学入試でのカンニング問題が世間を騒がせていますが、この時期の雪は僕の中では大学入試とリンクしてるんですね。東京芸術大学の入試はちょうど3月の上旬にあって、なぜか当日は雪の日が多かったのです。僕は自分の入試も含め、大学時代は予備校で講師をやっていたので6年ほど受験業界?にいましたから、よく覚えているのです。

大学に入ると、入試のときには試験監督をやらされます(一応バイト代がでます)。入試前日はデッサンのモチーフの石膏像を倉庫から運び出し、会場となる各教室に設置します。僕がいたデザイン科は毎年2000人ほどの受験者がいて、気合の入った受験生は早く願書を出すので、受験番号が若いことが多いです。それに対して受験番号が2000番に近くなるほど、記念受験とか、ちょっと変な人が増えてきます。そして、試験監督は、大学の先生から信用のある人ほど若い受験番号の会場を任されます。信用のない人はもちろん後半の会場に回されるわけです。ちなみに僕は1800~1900番台とか、その辺の受け持ちだったと思います(笑)。

当日は2人1組でひとつの教室を担当します。教室で監視しているのは1人で、もう1人は廊下を監視したり、控え室で休んでいて、時間を決めて途中で何度か交代します。雪が降るくらいですから廊下はすごく寒く、何箇所かに火鉢が置いてあって、廊下担当者はそれで暖をとりながら監視します。火鉢の炭は結構な高温になるようで、そこに金属製のいろいろな物を放り込んで溶けていく様子を楽しんでましたね(笑)。

で、カンニング問題ですが、美大の場合は一般の大学と違ってカンニングのしようがないです。学科のように決まった答えがあるわけではないので。と言うか、人が描いている作品はどうやっても見えるので、他人の答案を見るという意味ではカンニングのし放題です(笑)。デッサンにいたっては、目の前に置いてあるモチーフこそが「答え」なわけです。答えが目の前にあるのに描けないということろが、デッサンの難しいところです。したがって試験監督と言ってもカンニングに目を光らせる必要はなく、せいぜい使用を禁止されている画材や道具を使っていないか見るくらいで、特にこれといってやることはありません。それでも教室によっては、緊張やあせりのあまりに泣き出す受験生もいたようで、そういう人がいると大変なのでしょう。

下の写真は今朝の会社前の海の様子。海上にもやがかかって幻想的です。

030701

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