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2011年3月 6日 (日)

しし座銀河と失敗写真

久しぶりに望遠鏡で星を撮りました。季節はもう春で、おうし座やオリオン座に代表される冬の星座は徐々に西へと姿を消していき、そのかわりにしし座などの春の星座がよく見えるようになってきました。中でもしし座は我々の銀河系の外にある銀河がたくさんあり、撮りごたえのある星座です。下の写真は、そのしし座のちょうど後ろ足の腿あたりに固まって存在している銀河を撮ったものです。

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左にある真ん中に黒いすじの通っているのはNGC3628という銀河。黒くすじが見えるのは、銀河をほぼ真横から見ているからで、我々の銀河系も真横から見るとこんな風に見えるはずです。右上の銀河はM65、右下の銀河はM66。3つとも地球から2000万光年以上という途方もなく遠いところにある銀河です。もう少しシャープに撮れればなぁと思うのですが、今の機材ではこのあたりが限界でしょうか。しし座は、この時期の22~24時ごろは空のほぼ真上にあり、ほとんど床に寝そべって見る格好になります。

上の写真を撮る前に、さんかく座のM33銀河がそろそろ今年は撮り納めだろうと思い、望遠鏡を向けて撮ってみました。撮るものが明るい星の場合は実際に望遠鏡を覗いて確認しますが、系外銀河のように肉眼で見えないものは望遠鏡を覗いても真っ暗で何も見えないので覗く意味がないんですね。なのでその方向に望遠鏡を向けたら覗くことはせずにカメラのシャッターを開き、そのまま一度部屋の中へ引っ込んで、数分後にまた戻ってきてシャッターを閉じるわけです。そんなふうにして撮ってみたら、写っていたのはボケボケのお隣りの家でビックリしました(笑)。

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望遠鏡がかなり水平近くを向いていたので、ちょっと厳しいかなぁ~と思っていたら、空すら写ってませんでした。

まあこんなぐあいに、星の撮影は失敗が多いのですが、一番多いのは望遠鏡の動きが星の動きとあわずに写像が流れてしまうことです。ただ、どうも謎なのは、何度も撮っている中で、下の写真のように流れて写る場合とちゃんと撮れる場合があることです。この2枚は同じ時間に続けて撮ったものなんですが、一方はちゃんと撮れていて、もう一方は流れているわけです。

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毎回同じように失敗していれば何が原因なのか特定しやすいんですけどねー。例えば下のような写真もあります。これを見ると、数分のシャッター開放中に、あるところまではちゃんと撮れていて、途中から望遠鏡が大きく動いてしまったことが推測できます。

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前にも書きましたが、望遠鏡の下がウッドデッキになっていて多少不安定なので、それが原因のひとつだとは思います。でもその他にもセッティングの仕方などでもう少しちゃんとできるのではないかという気もしています。

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