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2011年4月23日 (土)

だいぶ落ち着いてきました

昨年からやっていた仕事がようやく監督のOKが出て、忙しさもだいぶ落ち着いてきました。ただ、個人的にもうちょっと詰めたい部分があるので、まだ少しだけ粘ってやっています。CG制作のような仕事は時間をかければそれだけクォリティも上がっていくもので、事務仕事のように「ここで終わり」というのがないんですね。終わりがあるとすればそれはスケジュール的な締め切りであって、クォリティ的には「これで良し」ということにはなかなかなりません。なので納品し終わってから、あそこはもっとこうすればよかったと後から悔やむこともしばしばあるわけです。作業に没頭しているときより、終わってから冷めた目で見たほうがわかることって多いですからね。

僕らの仕事は朝が遅いです。うちの会社はCGアーティストは11時から12時くらいにかけて出社し(事務系の人は10時)、外部の人からは「もっと朝早く出てきて夜も早く帰ればいいのに」と言われることがあるのですが、それはクリエイティブ系の仕事では難しいです。上に書いたように、時間があればあるだけクォリティは上がるので、朝早く出てきても、結局は帰りの電車がある限りやってしまうわけです。より上のレベルを目指そうとすれば、家に帰れなくなるとか、会社から強制的に帰宅させられるといったことがなければ、ついつい没頭してやってしまうのが、こういった仕事に関わる人間の悲しい性(さが)ですね。だからアメリカの大手プロダクションでは時間を決めて強制的に帰らせるようにしているのでしょう。

日本もそうすればいいじゃないと言われそうですが、うちの会社のような下請けVFX系のプロダクションはなかなか難しいです。仕事がその会社の中だけで完結するような場合~例えば大手ゲーム会社であるとか、オリジナル作品のみを作っているような会社~はスタッフの時間管理もしやすいでしょうが、僕らのような仕事は他の会社とのやりとりがあり、大きなプロジェクトの中で既に決められたスケジュールにしたがって動かなければならないので、自分たちの都合でどうこうできるものではないのです。なので僕らの朝遅い出社は、ある意味、労働過剰にならないための自己防衛だと思っています。

夜は、陶芸教室の仕事から戻ってきた奥さんと落ち合って、葉山御用邸のそばにある隠れ家的な中華料理屋「会英楼」で夕食。予約すればお座敷でコースをいただけるそうなのですが、僕らはいつもこじんまりとしたカウンター席でアラカルトを。大根餅、もち米まぶし肉しゅうまい、イカの湯引きネギソース、五目あんかけかた焼きそば、えびレタスチャーハン。カウンター席は、なぜか昔のグループサウンズのレコードジャケットが壁にたくさん飾ってあって、ギターなども置いてあり、中華料理屋っぽくない佇まいです。

会英楼

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