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2011年4月11日 (月)

ネット

神奈川県知事は黒岩氏に決定。対抗馬の露木氏はもっと行くかなと思っていましたが黒岩氏の圧勝でしたね。もっとも露木氏は支持団体が微妙でしたから、どうしょうもなかったのかもしれません。黒岩氏の対抗が「露木」とは、これまたあまりにも出来すぎていて笑ってしまったのですが、神奈川県民になってからの最初の知事選は、震災のゴタゴタがあったとは言え、何だかこんなのでいいの?というくらいサラリと終わってしまいました。

注目の都知事選はこれまた石原氏の圧勝。ずっとネットばかり見ていると、石原氏の良いことなんかひとつも聞かないじゃないですか。どこを見ても反石原なわけです。それがフタを開けてみればダントツの勝利ということは、結局ネットの力なんて全然大したことないんじゃないかと思いますね。世間ではネットが他のメディアを駆逐するとか、ネットが世界を変えるとか、まことしやかに言われてるように見えますが、結局は限られた少人数の中だけで盛り上がっているだけだということがよくわかりました。やれエジプトの革命はツイッターやらが大きな力になったとか言われましたが、あれも表面上はそう見えたかもしれませんが、結局は裏の大きな力に踊らされるだけで、ネットがあってもなくても結果は同じことになったはずです。

僕はネットのヘビーユーザーですが、考えてみれば普通の人が一日の中でネットの情報にアクセスする時間なんてそれほどあるわけではないでしょう。ネットの情報を時間をかけて収集できるのは、僕のように仕事道具がパソコンで、一日中そこに貼りついている人間か、よほど暇を持て余している人間くらいだと思われます。ネットにアクセスする時間が限られるとなれば、そこでなされることは友人・知人とのコミュニケーションだとかがメインになってくると思われますし、ニュースを読むにしてもせいぜいメジャーなポータルサイトとか大手新聞社のウェブサイトに行くといった感じではないでしょうか。メジャーなサイトは当たり障りのない情報しか出しませんから、得られる物はテレビを見ているのと大差ないということになります。

つまり、ネットのあちこちで深い内容の物を発信している人がいる割には、そこに到達する人は少数だということです。これは言ってみれば数百~数千部の本を自費出版して、極めて限定された人だけに読まれているようなもので、たとえそこに素晴らしいことが書いてあったとしても、それが世間を動かすというレベルにはとうていなるはずがありません。ただ、本はお金を出さなければ買えませんが、ネットの記事はタダで見れます(もちろんネットに接続するには多少なりともお金はかかるわけですが)。何かを見つけようとか探ろうとする意思があれば、誰でもできるわけです。しかしその意思がなければ、また、人が何かを変えようとして行動しなければ、いくらメディアが新しくなっても従来からあるメディアの延長線上的な使われ方しかされないのですね。

新しいメディアが現れたとしても、人そのものが変わらないと何も変わらないということです。メディアやツールに何かを期待するのはお門違いということでしょう。

磯の方から見た、仕事場があるビルと裏山。上のほうには桜が咲いているのが見えます。

041101

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