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2011年5月 9日 (月)

シスの復讐

先日、日本テレビで放送していた「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」を見て気づいたこと。今までずっとDVDの低画質で見ていたからかもしれませんが、今回初めてフルHD画質で見ると、合成のしょぼさが異様に目立って、ちょっと衝撃を受けました。宇宙シーンや夜などの周りが暗い場面はそこまで違和感を感じませんが、昼間の明るい場面では背景と人物のライティングがチグハグで全然馴染んでませんね。建物内部の本来セットを組むようなところでかなりCGを使っていますが、お世辞にも出来が良いとは言えないシーンが結構ありました。ラストで、オビ・ワンが赤ん坊のルークをラーズ夫妻に引き渡す、本来感動すべきシーンも、空があからさまに1枚の写真で奥行き感が全く感じられなかったり、何だかテレビのスター・トレックシリーズを見ているようで、感情移入する以前に興ざめしてしまいました。あまりにもVFXの量が多いので、1カットごとのクォリティーを落とさざるを得なかったということでしょうか。

メイキング映像を見ている限り、ルーカス監督のチェックは大きな試写室みたいなところで行われているようで、当然そのような場ではプロジェクタで上映となります。すると、やはり画質の低下は避けられないので、多少合成やCGに難があったとしてもそれほどわからないのではと推測します。映画を映画館で見るぶんにはそれでも特に問題はないでしょうが、ブルーレイディスクのHD映像をテレビで見ると、手を抜いてしまった部分があからさまに見えてきて恐いですね。その昔、まだ特撮がデジタル処理ではなかったころ、レーザーディスクなどでスター・ウォーズを見ると、宇宙船が飛ぶシーンで手書きのマスクがパカパカ見えてきたもので、テレビだと映像全体の輝度が上がってしまうため、映画館の暗い映像では決して分からなかったものがどんどん見えてしまうという落とし穴があったものでした。

スター・ウォーズシリーズもようやく9月にブルーレイディスク版が出ますが、全編こんな感じかと思うと、購入についてはちょっと考えてしまいますね。まあ特典目当てで買うとは思いますが。

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