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2011年5月22日 (日)

E.T.20周年記念特別版

先ほど、CATVのシネフィル・イマジカで「E.T.20周年記念特別版」を放送していたので見てみました。オリジナル版のE.T.を見たのは1982年ですから僕が高校1年のときで、当時テレビの番組でE.T.の似顔絵を募集する企画があり、得意だったエアブラシで描いて応募したところ入選?して、賞品にE.T.のゴムマスクをもらったことがありました。そして劇場にはそのマスクをかぶって見に行ったものでした(笑)。その後ビデオやレーザーディスクが発売され、買ったときは何度か見たものの、ほどなく興味が薄れてビデオ棚に置かれたまま埃をかぶることとなり、今回のオンエアで本当に久しぶりに見ました。それこそ20年ぶりくらいに見た気がします。もちろん、この「20周年記念特別版」はDVDも持っていないので見るのは初めてです。

特別版とオリジナルの違う部分は、E.T.を一部CGで作りなおしていること、オリジナルではカットされたシーンを再編集して盛りこんであることなどです。で、ちょっと苦言ですが、これ、一部とは言え、わざわざCGでE.T.をつくり直す必要はあったんでしょうかね? 20年ぶりくらいに見たとは言っても、どのシーンのE.T.がどんな動きや表情をしていたかは覚えているもので、CGで作り直している部分が、いわゆるディズニーのアニメっぽい漫画的な動きで、リアリティを感じないのです。アメリカ人がクリーチャーをCGで作るとみんなこういう動きになるんですかね? 妙にイキイキしていてすごく俗っぽく見えるというか、漫画の世界から飛び出てきたような感じで、オリジナルにあった、滑らかでない引っかかりのある動きゆえの神秘的なイメージがなくなってしまいました。質感もちょっとヌメッとしたものになっていましたし。

E.T.は地球という見知らぬ土地にただひとり取り残されてしまっているわけですから、その緊張感は並大抵のことではないと思います。誰しも極度に緊張しているとあまり動かなくなりますよね。動き自体も不自然になったりするでしょう。それなのに、変にイキイキと動きまわると逆にリラックスしているように見えて、ストーリーの中では違和感を感じます。

これがオリジナルを知っているからそう思うのか、それともE.T.を見るのはこの特別版が初めてだったとしてもそう思うのかはわかりません。しかし両方見た者としては、特に作り直す必要性を感じなかったというのが感想です。修正するのであれば、ラスト近くで子供たちが自転車で空を飛んでいるときに、合成の不具合でハンドルが消えてしまっているのを直してほしかったですね。ここは公開当時から僕はずっと気になっていたのですが、監督的には気にならないのか、今回見たら直ってませんでした。昔のオプチカル合成は今のデジタル合成より精度が悪いので、細かい部分はマスクの抜けが悪くて合成がうまくいなかいことが多く、特に自転車のハンドルはメタリックでブルーがかぶりやすいので合成が難しかったと思われます。

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