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2011年8月 2日 (火)

現代美術

先日、葉山の神奈川県立近代美術館で開催中の「開館60周年 現代美術の展開~ザ・ベストコレクション」を観てきました。ただきれいな絵、ただリアルな絵というものは面白味がないので、僕は現代美術というジャンルが好きなのですが、その手の展示のあり方に関しては、もっとやりようがないのかなといつも疑問に思うのです。ご存知のように現代美術とは、単なる自然の模倣から脱却して、かなりコンセプチュアルなものです。結果としての作品そのものよりも、いかにしてそれが生まれたか、この作品がそうなり得た経緯、作者の意図だったりが非常に重要なわけです。美術館の空間に作品だけが、ほれ見ろよと言わんばかりに無造作に置かれてあっても、そこからそういったものを読み取ることは、よほど美術史に通じた人でないとなかなか難しいものがあります。

よく人それぞれが自由に何かを感じ取ればいいんだよとも言われますが、自分の感性と作者の感性がうまく響き合えば良いのですが、どうみてもただの落書きやガラクタにしか思えないものもあるわけです。そういったものを一般の人が見てどう思うかはわかりませんが、僕は一応美大で美術の勉強をしてきたので、そのような落書きやガラクタにしか見えないものに対して、もしやそれらの作者より僕の感性や思考が上回っているのでないかと横柄にも思ってしまうのです。もちろん美術館が買い上げるような作品ですから、単に僕の洞察力が未熟なだけなのでしょうが、そういった勘違いを避けるためにも、各作品の横に作家の意図や制作された背景などの説明をつけてもらえるとうれしいのですが、どうでしょう? 説明的なものはいらないから自分の感じるままに作品を見たいというひとは読まなければよいわけで。

あー、でもひょっとして展示会の図版集とかパンフレットを買えば書いてあるんですかね? お金をけちらないでそれらを買いましょうということでしょうか(苦笑)。

美術館の松の木にとまっていたトンビ。日本画のような風景です。

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