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2011年10月 6日 (木)

VFX-JAPAN

僕の業界の先輩で、ことあるごとに一緒に仕事をしてきた秋山貴彦氏が、日本でVFX(映画などの視覚効果、いわゆる特撮)に携わる人々を相互支援するための団体を起ち上げようとしています。詳しくは下記のサイトに書かれていますので、興味のある方はぜひご覧ください。

VFX-JAPAN ホームページ

そして、今月の23日(日)に開催されるCGWORLD 2011 クリエイティブカンファレンスで、その発足宣言を行うということです。こちらは無料のイベントですので、ぜひみなさん足を運んでみてはどうでしょうか。

少し前に秋山氏から、このVFX-JAPAN発足宣言で何か喋ってくれないかと話があったのですが、色々と考えた結果、今回は辞退させていただくことにしました。理由は極めて個人的なことで、自分が今後どういう道を進むべきか、あれこれ模索中だとでも言いましょうか。現在は紛れもなくVFXの仕事にどっぷりと浸かっているわけですが、ではこれから5年先、10年先に同じことをやり続けているかというと、自信を持って「はい」とは言い切れないのです。これまでに培った技術はあるので完全にVFXの世界から抜けることはないかもしれませんが、それを仕事のメインとしているかどうかは、僕の中では今のところ非常に曖昧です。

20年以上同じ仕事をやり続けていると新鮮味がなくなるというか、ほとんどのタイプの映像制作を経験してしまいますから、いま新しい仕事を請けても内容はその範疇でのバリエーションでしかありません。そうなるとこれまでにやったことの繰り返しになり、もちろん以前作ったものよりもっと良くしようという気持ちは働きますが、それは技術的なことであり、創造面での刺激はほとんどありません。こういったことが続くと、自分がただお金のためにCGを作っているように見えてきて、果たしてこのままでいいのかという疑問が湧いてくるわけです。もっと創造的で独自性のある映像を作るには、今の仕事の中では難しいと感じるようになってきました。

そろそろ年齢が40台半ばに差しかかり、アップルのスティーブ・ジョブズ氏が56歳で亡くなったニュースを見たりすると、悔いを残さないようにやりたいことは早めにやっておくべきかとも思うわけです。ちょっと前の記事で来年個展を開催する予定だと書いたのも、このことに関連しています。そう考えるようになると、いてもたってもいられなくなるのが僕の性格なのですが、いかんせん生活していくにはお金が必要ですし、お金がなければ思い通りの創造活動もできませんから、結局当面のあいだは今の仕事とうまくバランスをとりながらやっていくしかないのかなぁと思う今日この頃です(苦笑)。このような曖昧な気持ちでいる今、VFX-JAPAN発足宣言で何かを述べることはおこがましいと思い、辞退した次第です。

先日、台風で木が枯れてしまい、そこによくいたカワセミが見れなくなるかもと書きました。今朝、買い物がてら通ってみたらいました。

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上の写真の赤枠を拡大。

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さらに拡大。これでは何の生物だかわかりませんね(笑)。排水管の上にとまっていました。一眼カメラを持っていなかったので携帯で撮っています。

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