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2011年11月13日 (日)

技術

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CGのソフトウェアは日々進化していて、次々と便利なツールが誕生します。ちょっと前までは非常に苦労して作っていたものが、いとも簡単に作れるようになります。うちの会社のスタッフからも、こんなソフトが出たので使ってみたいという要望をよく聞きます。それが本当に有用なものであれば、その都度購入していますが、たとえばそのソフトを購入したことで、それまでは二人がかりでやらなければならなかったことが一人でできるようになるかもしれません。もしくは、もっと能力の低い安価な人材でもハイクォリティな映像を作れるようになるかもしれません。そうなると、それまでいた人は用無しということになってくるわけです。もちろん、その人にはまた別の仕事をやってもらう手はありますが、世の中にある仕事の量が決まっていたとすれば、その人は、この業界からは完全に用無しということになってしまいます。便利なツールというのは、そういう危険性を持った諸刃の剣でもあることを念頭に置いておく必要はあります。

技術的なことは、よほど特殊なものでない限り、そのときは困難でも数年経てば誰もが安易にできるようになるか、完全に機械任せで済むようになります。そうなれば、今の自動車や電器メーカーの工場のように、いかに安く少ない人材で回していくかという方向へ進んでいくので、そういった動きに巻き込まれないためには、単純な技術でない部分で自分を生かせる道を見つける必要があります。

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僕はどういうわけか、この業界やクライアントからは「フォトリアルなCGが得意な人」ということになっているようですが、自分ではフォトリアルなものより、独自な世界観を持った、他の人には真似できないものをデザインすることの方が得意だと思っているんですけどね(笑)。しかし普段の仕事の中ではそれを発揮できるようなものはないので、とてもフラストレーションが溜まります。来年はそういったものをアピールできる何かを作っていこうと考えています。

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