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2011年11月14日 (月)

最高に面白いもの

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ずっとこのブログを見てくださっている方は気づいているかもしれませんが、掲載している写真のテイストを1ヵ月くらい前から変えています。ざらっとしたラフな感じの、8mmフィルムで撮影したようなルックにしています。デジカメのクリアな画質は、あまりにも客観的すぎて物語性を感じないというか、何の感情もそこから読み取れない気がするのです。無機質な都会を撮るぶんにはいいかもしれませんが、独自の時間が流れて、世間からはややずれた空気に囲まれた葉山は、あえて8mmの粒子感と色調を与えてあげることで、よりその場所らしさが際立つと思ったのです。

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このブログでもよく書いていますが、僕は子供の頃から天文学とか宇宙論に並々ならぬ感心を持っていて、今でも時間があればその手の本を読んでいるのですが、宇宙好きが高じてNHKのBSで毎週放送されている「コズミックフロント」という宇宙番組のオープニングタイトルをデザイン段階から作らせてもらったりしました。その「コズミックフロント」で、NHK内部のCGの人手が足りないということで、今月8日にオンエアした「超新星を見つけ出せ! Itagakiの挑戦」という回で、年老いた恒星が2度超新星爆発を起こす過程のCG映像を作成しました。

僕がもともと宇宙に興味があるということもありますが、この手の映像を作るのは楽しいですね。なぜならば宇宙論の最先端で起こっている現象は、誰もじかにその目で見たことがなく、映像の作り手が自分のイマジネーションを最大限に膨らませることができるからです。限られた情報と今までに発見されている現象などを考慮しつつ、科学的な信憑性を持たせながら、しかしそこにエンターテインメント的な面白さも加えて、より魅力的な映像にしていくのです。これが「スター・ウォーズ」のような全くのSFだと、逆にあまり面白くないですね。

宇宙論の先端というのは人間の小賢しい知恵が考え出したSFの世界を超えています。人間はあくまでも今まで自分が見たもの以上を想像することはできません。どんなに想像力豊かに見えるものでも、見たことあるものを組み合わせたり再構成しているだけです。研究の最先端で発見されるのは、それまで人類が知りえなかったまったく新しいものです。どんな突拍子のないものでも、それが実際に存在するところが最高に面白いのです。

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