日の出を見るために朝5時前に起床。部屋のバルコニーから見た朝焼け。船のいる場所は相模湾の小田原沖あたり。

日が昇りました。太陽の下にある3本の棒は恐らく横須賀の火力発電所の煙突。煙突が建っている陸地が三浦半島。煙突の奥にある山は房総半島でしょう。

6時から12階の展望浴場で朝日を見ながらゆったりと一風呂(写真はナシ)。風呂からあがったあとは、7時から朝食。朝食は洋食のビュッフェと和食が選べます。僕らは和食を選びました。和食は飛鳥IIのメインダイニングである5階のフォーシーズン・ダイニングルームでいただきます(洋食は11階のリドカフェというレストラン)。約400人ほどが一度に食事ができるそうです。

今日の朝食。写ってませんが、これに味噌汁がつきます。

朝食のあとは11階の最前部にあるビスタラウンジでモーニングコーヒー(もっとも僕はジュースをいただきましたが)。

10時から避難訓練。法律で実施が決められているそうで、2泊のショートクルーズでもやるんですね。部屋に備え付けてある救命胴衣を来て、7階にある避難ボートの場所へ集まります。点呼をとるので、名前を呼ばれたら返事をします。

船内では終日さまざまなイベントが行われています。僕はもっぱら景色を見るのに専念していましたが、奥さんはウクレレ教室とアイスコーヒー教室に参加したようです。こちらは飛鳥II名物の「イカ飛ばし大会」。イカを蹴って、どれだけ遠くまで飛ぶかを競うものです。もちろん本物のイカではなく、蹴るのはマグロ釣りなどに使われるイカの疑似餌です。

今回のクルーズは伊豆諸島をぐるりと周って横浜に戻るというコース。伊豆諸島に向かって太平洋を南下する飛鳥II。

前方に島が見えてきました。舳先の真上にあるのが利島。左は鵜渡根島と新島。

昼食は11階のリドカフェで島を眺めながら洋食ビュッフェ。
後方デッキ。奥に見えるのは新島。

新島に接近します。木々の濃い緑と、むき出した地面の白い色の対比がとても美しく圧倒されます。素晴しい自然の造形ですね。


伊豆諸島の島々のそばを船はゆっくり進んでいきます。式根島(上)と神津島(下)。
新島、式根島、神津島というと高校生のカップルが恋愛旅行に行くような場所だと思っていましたが、そんなので行くにはもったいないほどの素晴らしい島だとわかりました。
おやつにかき氷をいただきました。
やがて船は伊豆諸島を離れ、台風による波を避けるために相模湾へ戻ってきました。三浦半島が遠くに見えたので、自分の家をさがしてみました(笑)。山の上のほうにある町並みは湘南国際村。水平線上にポツポツ見える家々が横須賀市秋谷の町。これを見ると地球は丸いのだなと実感できます。なぜなら秋谷の町は海面から7~10メートルほどある断崖の上にあるのですが、この写真ではあたかも海面すれすれから家が建っているように見えるからです。
日が暮れてきました。船上から見た富士山。僕はいつも葉山の仕事場からドラマチックな富士山を見ているので、あまり新鮮味はナシ(笑)。
一日があっという間に終わります。しかし飛鳥IIのお楽しみはこれから。昨日と同じく19時45分から11階のプレゴで夕食。今日は著名なイタリア料理シェフの落合務氏によるスペシャルディナー。食事の途中で落合シェフがダイニングのほうへ挨拶にいらっしゃいました。が、そこでサプライズが。僕は入り口そばのテーブルで食べていたのですが、入り口から落合シェフに続いて、なんとアルポルトの片岡シェフの姿が。僕が驚いて思わず「どうしてここにいるんですか!?」と聞いたら「助っ人で来ました」と言ってました(笑)。いやぁ~、びっくりです。落合、片岡両シェフと記念撮影。
落合シェフと一緒に写真を撮ってもらおうと前からずっと思っていたのですが、まさかこんな贅沢な記念写真になるとは夢にも思いませんでした(笑)。
サプライズなディナーのあとは、22時から杏里のスペシャルコンサートを最前列の席で鑑賞。「オリビアを聴きながら」「キャッツアイ」「悲しみが止まらない」「サマーキャンドル」といったスタンダードナンバーを含んだ曲目で、約50分くらいの短いステージでしたが、これまた満足でした。