映画・テレビ

2012年9月13日 (木)

インディ・ジョーンズ、プロメテウス

Amazonから下記のようなメールが。

Amazon.co.jp をご利用いただき、ありがとうございます。

お客様からご注文いただいた商品を本日発送いたしました。

発送いたしました商品は以下のとおりです。
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数量      商品                             価格       発送済み      小計

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   1     インディ・ジョーンズ コンプ      ¥ 9,926    1         ¥ 9,926
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小計:  ¥ 9,453

配送料:  ¥ 0

消費税:  ¥ 473

プロモーション -¥ 0

合計:  ¥ 9,9268

インディ・ジョーンズシリーズの各作品「レイダース/失われたアーク」「魔宮の伝説」「最後の聖戦」「クリスタル・スカルの王国」4本が1セットになった商品です。最初にこのメールを読んだときは身に覚えがなく「こんなの注文したっけなぁ~?」と怪しんだのですが、過去メールを確認してみると、なんと6月26日に確かに注文していました(笑)。もちろんそのときは予約という形で、今日ようやく発売日になったので発送されたということです。3ヶ月近く前のことなので、注文したことなどもうすっかり忘れてました。

インディ・ジョーンズ コンプリート・アドベンチャーズ

同じように「007 製作50周年記念版ブルーレイBOX」も発売日のお知らせメールが来てまして、これも注文したのが今年の1月で、もうすっかり忘れていました。だんだんモウロクしてきてますねー。「2001年宇宙の旅」なんかは買ったことを忘れてまた買ったりしてますからね。

ところで映画「プロメテウス」を観た人がどんな感想をもったか気になったので、Yahoo!映画のレビュー欄を見てみました。びっくりしたのは、この映画が1979年に公開された「エイリアン」の前日譚であることを知らない人が非常に多かったことです。ざっと見たところ、知っていた人より知らなかった人のほうが多いようです。見ている途中で気づいたという人はまだマシで、酷いのは「リドリー・スコットは自らが製作した『エイリアン』から未だ抜けきれていない」という批評もあり、いやいや、抜け切らないもなにも、これはエイリアンシリーズなんだからと突っ込みたくなりました(笑)。

「プロメテウス」がいわば「エイリアン0(ゼロ)」であることを知っているか知らないかで、この映画の見方はまったく違ってきますよね。まあ確かに宣伝では「人類の起源」というテーマを前面に押し出していて、エイリアンシリーズのことには一切触れてませんから仕方がないことかもしれません。しかしこれってプロモーションとしてどうなんでしょう? 「エイリアン」の前日譚であることを念頭に置いて見ないと全然面白くないと思うんですが。

以前の記事で「プロメテウス」は期待ハズレだと書きましたが、映像的には見所はたくさんあって、例えばこれはH・R・ギーガーの画集を見たことのある人にしかわからないことですが、彼の画集には映画「エイリアン」のために描いたデザイン画がたくさん載っていて、その中にはボツになったものもあれば、映画には出てこないけれどエイリアン文化の世界観を表現した絵などがあって、それらが今回の「プロメテウス」で随所に使われているわけです。実はこういうのを知っていると、よりこの映画を楽しむことができるんですね。

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2012年4月30日 (月)

プロメテウス

このところめっきり映画を観にいかなくなりましたが、久々に観にいきたいと思っているのがリドリー・スコットの「プロメテウス」。これほどワクワク感を煽る予告編は近年なかなかありませんでした。今年の期待度ナンバーワン映画は「ダークナイト ライジング」かと思ってましたが、ダントツでこの「プロメテウス」でしょう。

予告編を4つ。

僕と同年代のSF好きでこれを見て興奮しない人はいないのではないでしょうか。「エイリアン」の第1作が公開されたのが1979年で、その前に「オーメン」と「スター・ウォーズ」でヒットを飛ばしていた20世紀FOXは、オーメンの恐怖感とスター・ウォーズの特撮を融合したようなダン・オバノンのこの企画に乗ったわけですね。その思惑どおり映画は成功で、この後に何作も続編が作られたのはご存知のとおりです。

「プロメテウス」は「エイリアン」第1作目のさらに前のお話になるそうで、第1作目でその謎が明らかにされることのなかったスペースジョッキーや、ギーガーがデザインしたU字型でハンマーヘッドのエイリアン宇宙船が予告編の中で動いているのを見ると、もうそれだけで僕らの世代の人間は観に行かざるを得ないでしょう。特に3つ目の予告編を見ると、H・R・ギーガー特有の「バイオメカニック」なエイリアンの外観がどのようにして誕生したかという理由付けみたいなのが語られるようにも思え、興味は尽きません。公開が待ち遠しいです。

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2011年9月 5日 (月)

「地獄の黙示録」

アマゾンで6月に予約注文しておいた「地獄の黙示録 3ディスク コレクターズエディション」。もともと8月3日発送の予定が1ヵ月延びて、先日ようやく到着。この手のコレクターズアイテムディスクは頻繁に発売延期になるので困ります。同じく6月初旬に予約しておいた「スーパーマン」のコンプリートディスクも、今になって「メーカーが発売の目処が立たず、注文をキャンセルします」との連絡がきました。何なんですかね? 発売の目処が立たないって。イギリス版を見たというユーザーレビューによると日本語字幕も既に入ってたとかで、品物自体は既に出来てるふうにもとれるのですが、どうなっているんでしょうか? 9月16日発売予定の「スター・ウォーズ」のブルーレイディスクは、遅れないことを願います。

で、「地獄の黙示録」ですが、この映画が公開されたのは僕が中学1年生の頃で、映画は全て初日の初回に見ることに拘っていた当時の僕は、たぶんこの映画もそうしたと思うのですが、多感な子供の心に強烈なインパクトを残しました。すぐに映画の影響を受けていた中学時代の僕は、学校の同級生としばらくのあいだ「地獄の黙示録ごっこ」をやってましたね(笑)。今でも自分の好きな映画ベスト10に入っています。そのような作品ですから、映画自体はもうレーザーディスクを買ったときから死ぬほど見ているので、本編は見ずに特典映像のみを鑑賞(笑)。

この映画が完成するまでの恐ろしく苦難な道はよく知られていますが、撮影現場に同行したコッポラの奥さんが作ったドキュメンタリー「ハート・オブ・ダークネス」や、他の特典映像を見るとそれがよくわかります。こういうのを見ると、僕は映画監督には絶対になれないなと思ってしまいますね(苦笑)。とにかく創造性とかクリエイティブな感性以上に、映画会社やキャスト、スタッフらとぶつかって渡り合える精神力、執着力が必要なのです。自分の思い通りにいかないとすぐにあきらめてしまう僕には不可能なことです。

そして当時の撮影風景を見ていて今さらながらに気づいたのですが、撮影スタイルが非常にシンプルですね。撮影されたのが35年も昔のことなので(日本公開は1980年)当然と言えば当然ですが、今の現場ではカメラの周辺に当たり前のように置いてある様々な電子機器がない。コッポラといえば誰よりもいち早く映画制作に先端テクノロジーを取り入れた人ですが、さすがにこの頃はまだ全てがアナログです。

例えば今は「ビジコン」といって、カメラが撮っている映像をモニタに出して、現場にいる誰もがそれを見れるようになっています。なので監督はそれを見ながら構図や俳優の演技を確認しますし、僕の場合はCG制作に不都合なことがないか確認するわけです。しかし当時はそんなものはありませんから、カメラが捉えている映像を見れるのはカメラマン(撮影監督)だけです。もちろん監督も最初に構図を決める際にファインダを覗いたりはするでしょうが、本番で見ることができるのはカメラマンだけ。カメラを通して俳優の演技がどう見えたか、何がどう写っているのかは監督にはわかりません。なので、今よりもカメラマン自身のセンスと力量が非常に重要だったのではないかと思うわけです。

逆に今はカメラからの映像を監督が常に見てますから、何から何まで監督のほうで細かく決めることができます。撮影現場で傍から見ていると、カメラマンがいなくても、監督が指示をだしてカメラオペレータが操作をすればいいんじゃない?と思うことがよくあります(カメラはカメラマンがひとりで操作するわけではなく、通常3~4人ほどのオペレータが操作し、ファインダを覗く人は撮影監督と呼ばれます)。実際、何から何まで自分で決めたいタイプの監督は、名の知れた大物カメラマンより、言うことを素直に効いてくれる使いやすいカメラマンと一緒に仕事をする傾向があるように思われます。

おそらく一般の人は映像作品の作り方として、ロケやスタジオで撮影したら、それを編集室に持ち込んで編集して、そのあと音楽や効果音をつけて・・・というふうに理解していると思います。基本間違いではありませんが、今は撮影現場でどんどん編集をしていきます。カメラからの映像はリアルタイムで現場のコンピュータに取り込まれ、エディタがその映像を使ってその場でどんどん編集していきます。特にCGや合成が多用される作品はあらかじめCGでプリビジュアライゼーション(略してプレビズ)を制作しますから、撮影前にカメラの動き、俳優の動きなどがほぼ決められていることが多いです。なので、撮影現場ではプレビズどおりに全てが再現され、撮られた映像はその場でコンピュータ上で元のプレビズの映像と摺り替えられていきます。CG制作者としては、事前に監督と一緒に作品の演出と流れを決めていく楽しみがありますが、果たして撮影や照明など現場のスタッフ達はこのやり方をどう感じているんだろうなぁと、ふと思うことがあります。

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2011年8月 5日 (金)

「スマグラー」

うちでCGを手がけた映画「スマグラー」の予告編が公開されていました。

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2011年5月22日 (日)

E.T.20周年記念特別版

先ほど、CATVのシネフィル・イマジカで「E.T.20周年記念特別版」を放送していたので見てみました。オリジナル版のE.T.を見たのは1982年ですから僕が高校1年のときで、当時テレビの番組でE.T.の似顔絵を募集する企画があり、得意だったエアブラシで描いて応募したところ入選?して、賞品にE.T.のゴムマスクをもらったことがありました。そして劇場にはそのマスクをかぶって見に行ったものでした(笑)。その後ビデオやレーザーディスクが発売され、買ったときは何度か見たものの、ほどなく興味が薄れてビデオ棚に置かれたまま埃をかぶることとなり、今回のオンエアで本当に久しぶりに見ました。それこそ20年ぶりくらいに見た気がします。もちろん、この「20周年記念特別版」はDVDも持っていないので見るのは初めてです。

特別版とオリジナルの違う部分は、E.T.を一部CGで作りなおしていること、オリジナルではカットされたシーンを再編集して盛りこんであることなどです。で、ちょっと苦言ですが、これ、一部とは言え、わざわざCGでE.T.をつくり直す必要はあったんでしょうかね? 20年ぶりくらいに見たとは言っても、どのシーンのE.T.がどんな動きや表情をしていたかは覚えているもので、CGで作り直している部分が、いわゆるディズニーのアニメっぽい漫画的な動きで、リアリティを感じないのです。アメリカ人がクリーチャーをCGで作るとみんなこういう動きになるんですかね? 妙にイキイキしていてすごく俗っぽく見えるというか、漫画の世界から飛び出てきたような感じで、オリジナルにあった、滑らかでない引っかかりのある動きゆえの神秘的なイメージがなくなってしまいました。質感もちょっとヌメッとしたものになっていましたし。

E.T.は地球という見知らぬ土地にただひとり取り残されてしまっているわけですから、その緊張感は並大抵のことではないと思います。誰しも極度に緊張しているとあまり動かなくなりますよね。動き自体も不自然になったりするでしょう。それなのに、変にイキイキと動きまわると逆にリラックスしているように見えて、ストーリーの中では違和感を感じます。

これがオリジナルを知っているからそう思うのか、それともE.T.を見るのはこの特別版が初めてだったとしてもそう思うのかはわかりません。しかし両方見た者としては、特に作り直す必要性を感じなかったというのが感想です。修正するのであれば、ラスト近くで子供たちが自転車で空を飛んでいるときに、合成の不具合でハンドルが消えてしまっているのを直してほしかったですね。ここは公開当時から僕はずっと気になっていたのですが、監督的には気にならないのか、今回見たら直ってませんでした。昔のオプチカル合成は今のデジタル合成より精度が悪いので、細かい部分はマスクの抜けが悪くて合成がうまくいなかいことが多く、特に自転車のハンドルはメタリックでブルーがかぶりやすいので合成が難しかったと思われます。

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2011年2月 1日 (火)

追悼ジョン・バリー

英国の映画音楽作曲家ジョン・バリー氏が亡くなりました。77歳だったそうです。もう少し生きていてほしかったですね。僕は小学生の卒業文集で書く将来の夢で「ジョン・ウィリアムズのような映画音楽の作曲家になりたい」と書いたくらいで映画音楽をよく聴いていたのですが、そのジョン・ウィリアムズにジェリー・ゴールドスミス、ジョン・バリーの2人を加えて勝手に「3J」と呼んで敬愛していました。存命なのはついにジョン・ウィリアムズだけになってしまいましたが。

たくさんいる映画音楽の作曲家の中で、重厚でスケール感のあるムーディーな曲を書かせればジョン・バリーの右に出る人はいなかったのではないでしょうか。また、ウィリアムズやゴールドスミスがどちらかと言えば正攻法な曲の作り方をするのに対し、彼はちょっとひねった作り方というか、例えばスピード感のあるアクションシーンで前述の2人がそのテンポにあった速いリズムの曲をあてるとするならば、バリー氏は敢えてスローな曲をあてて映像のスピード感の裏に潜む感情を強調するといった感じです。

主に007シリーズの音楽で有名な氏ですが、そのほかにもとても印象的な曲を残しています。その中で個人的に好きな曲をいくつか上げてみたいと思います。まずは「ナック」という映画の曲。割と初期の作品になります。夜のしじまに浸った港町を連想させるような、情感を誘うきれいなメロディですね。そんな曲のイメージとは相反して、映画の内容はコメディタッチの一風変わったお洒落でスタイリッシュなもの。そんな映像にこの曲をあてるところがジョン・バリーらしいとも言えます。作品はカンヌ映画祭でグランプリを受賞しています(下のYouTubeの動画は映画の映像ではありません)。

こちらはアカデミー作曲賞を受賞した「冬のライオン」のテーマ曲。管楽器の気高くて迫力のある旋律が印象に残ります。コーラス部分はゴールドスミスの「オーメン」を彷彿とさせますが、作られたのはこちらのほうが先ですね。バリー氏はこの翌年に007シリーズ「女王陛下の007」の曲を書いていて、メインの旋律がちょっと似ている気もします。

そしてブルース・リーの「死亡遊戯」。映画の内容は、ラスト付近でブルース・リー本人が出るくだり以外はちょっとアレですが、曲はそれまでのブルース・リー映画とは一線を画すかっこ良さです。

下の「レイズ・ザ・タイタニック」も映画の内容自体は腰砕けで悲しくなるものでしたが、曲はジョン・バリー節炸裂、典型的なバリー・メロディーです。

まあいろいろ挙げていけばキリがないですが、ジョン・バリーといえばやはり007なので、007物から好きな曲をいくつか。まずは「黄金銃を持つ男」の主題歌。ルルという歌手の気合の入った歌い方とバリー氏による軽快なアレンジ、そしてモーリス・バインダーが作ったタイトル映像が一体となって、ある種、怪作と言ってもよいくらいの素晴らしい仕上がりになっています。ボーカルのルルさんはあまりに気合が入りすぎて、1分25秒あたりで声が裏返ってしまってますが、しかしそれをそのまま使ってしまうとことが素敵ですね(笑)。

往年の007ファンは「ゴールドフィンガー」とか「ダイヤモンドは永遠に」などを主題歌のベストとして挙げるのでしょうが、僕は「リビング・デイライツ」のエンドクレジットで流れる曲「イフ・ゼア・ワズ・ア・マン」がとてもロマンチックで一番好きですね。歌っているのはプリテンダーズ。

最後にインストゥルメント曲をひとつ。「ムーンレイカー」から「フライト・イントゥ・スペース」。人類ノアの箱舟計画により、選ばれた人々がスペースシャトルに乗って宇宙ステーションまで行くくだりに流れる曲です。聴いているだけで無限に広がる深遠の宇宙が目の前に見えてくるようで、これぞジョン・バリーの真骨頂と言えるでしょう。ジョン・ウィリアムズの「スター・ウォーズ」、ジェリー・ゴールドスミスの「スター・トレック」や「エイリアン」とはまた一味違った、ちょっと大人な宇宙を感じさせてくれます。

このスケール感、重厚感、そして美しいメロディは、やはりジョン・バリーでなくては生み出せません。

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2010年12月21日 (火)

ラビットムーン

今日は皆既月食なので観音崎まで写真を撮りに行く予定でしたが、空が曇ったため中止。三浦半島の西側に位置する逗子~葉山~秋谷は、東側が山になっているため、満月が地平線(水平線)からのぼってくる様子を見ることができません。なので東側が東京湾で海になっている観音崎に行こうと思っていたのです。残念でした。

こちらは昨晩の月。日本ではうさぎが餅をついているとされる月の模様は、他の国では女の人の横顔だったり蟹だったりしますが、みなさんは何に見えるでしょうか。

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月にうさぎと言えばケネス・アンガーというアングラ映画の監督が作った作品に「ラビットムーン」という映画がありました。全然関係ないですが葉山には同名のカレー屋があります。僕が大学生のころ「黙壷子フィルム・アーカイブ」という海外の前衛映画を上映する会がありまして、新宿にあったショッカーのアジトのようなあやしげな映画館にこの映画を見に行ったものでした。

「月にはうさぎが住んでいる」という日本の伝説にインスピレーションを受けて作られたようです。

ケネス・アンガーの作品は同じ作品でも音楽や編集が異なるバージョンがいくつもあり、僕が新宿で見たのは、このYouTubeに上がっているのとは音楽が違いました。彼は他にもこのようなアバンギャルドな作品をたくさん作っていて、それらをまとめた作品集は「幻燈機集成(マジック・ランタン・サイクル)」というタイトルで発売されています。本当かどうかわかりませんが、80年代にこれが発売されたときには、宣伝文句として「アメリカの有名広告代理店では入社試験の面接のときに『あなたはマジック・ランタン・サイクルを最低10回は見ましたか?』と聞かれるほどの作品!」みたいなことを謳っていました。

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2010年3月31日 (水)

ワーストシリーズ

仕事の資料探しとか、合間の息抜き等でYouTubeを見る機会が多いのですが、最近ハマっているのが「Worst ~ ever」ってやつです。つまり「今までで最悪の○○○」というもので、たとえば「Worst movie scene ever(今までで最悪の映画のシーン)」とか、「Worst fight scene ever(今までで最悪の格闘シーン)」などで検索すると、腹を抱えて笑わずにはいられない映画のシーンがいろいろと出てくるわけです。映画を作った人たちは大真面目であったろうに、出来上がったものはなぜか笑えるシーンということで、その中からおすすめのものをいくつか。

最初は「Worst special effects ever(今までで最悪の特撮)」から。「T-レックス(原題:The Eden Formula)」という、2006年に作られたアメリカ映画(TV映画?)で、題名の通り、ティラノサウルスが出てくる恐竜映画のようです。日本でもDVDが出ているようで、下の画像がそのパッケージ。

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この恐竜の絵をよく覚えておいてほしいのですが、とりあえず予告編を見ておいたほうがこの映画の素晴しさをより堪能できるので、まずはそれをご覧あれ。

予告編だけ見ると、まあ普通のまともな映画のように見えます。ちょっと恐竜の造形が怪しいかなと感じるものの、予告編ではさりげなくごまかしています。が、次の映像はこの映画のクライマックスシーンと思われるもので、これを見ると思いっきり腰がくだけてしまいます。

どうですか!?  これ、60年代のハリーハウゼンの映画ではないですよ。2006年に作られたものなんです。いったい何でこうなってしまったのか? とにかくDVDのパッケージの絵と、本編の恐竜の差があり過ぎます。今どきシロウトでもこれよりマシな恐竜映像を作れる人はいますよ。特撮にかける予算が全然無かったんでしょうけどねー。この恐竜はパペットってやつですね。CGはお金がかかるし、ハリーハウゼン張りのコマ撮りアニメは時間がかかる。だからリアルタイムで動かせる人形を使ったのでしょう。しかし「スター・ウォーズ」にもエピソード6のランコアのようにパペットを使った特撮がいくつかありますが、ちゃんとやればそれなりに見れるものになるはずなんですが。

次は数ある「Worst movie ever」の中から「Shark Attack 3: Megalodon」を。この映画は題名からだいたい想像がつくように、サメが次々と人を襲う映画で、ジョーズの2番煎じですね。それでも「3」ということは3作目でしょうから、前2作はそれなりに人気があったのかもしれません。次の映像は「Shark Attack 3」の中から素晴らしいシーンを厳選したものです。

いやぁ~、すごい! 人々が大変な目にあっているにもかかわらず、どうしても笑ってしまうのはなぜ? サメの巨大さをどうにか表現しようとして、かえってわざとらしくなってしまった例でしょう。しかもよく見ると、サメの映像は同じものが何度も使いまわされているんですね。上の恐竜映画もそうですが、出ている俳優さんたちは特撮の仕上がりがこんなことになるとは思わないので、とても真剣に演じているわけです。その迫真の演技と、腰砕けな特撮映像とのギャップが泣けてきます。

これらの他にも「worst scene ever」でYouTubeを検索すると、抱腹絶倒の映像がたくさん出てきますのでお試しあれ。

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2010年3月10日 (水)

特撮トリビアシリーズ

先日の「未知との遭遇」トリビアに続いて、今回は「スター・ウォーズ」です。

「スター・ウォーズ帝国の逆襲」の前半で、通称「スノーウォーカー(正式名称AT-AT、オール・テレイン・アーマード・トランスポート)」という、4本足で歩く帝国軍の装甲兵器が登場します。こいつ↓

Atat01

で、こいつのお腹の部分を見ると、こんな感じになっています。

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「スター・ウォーズ」を始め、SF映画に登場する宇宙船などは、そのミニチュアを作る際に細かいディテールを施すため、既存のプラモデルなどから使えそうなパーツを拝借してくっつけることが日常的におこなわれています。このスノーウォーカーも例に漏れず、色々な流用パーツが使われているわけですが、手を抜いているのか、異なるミニチュアに同じ流用パーツが使われることもしばしばあるわけです。下の写真は同じく「スター・ウォーズ」に出てくる、砂の惑星タトゥイーンで廃品売買業を営むジャワ族が乗っているサンドクローラーという乗り物ですが、

Sc01

こいつの後ろを見てみると、スノーウォーカーのお腹のパーツと同じものがくっついているんですね。

Sc02

そしてこのパーツはどこから拝借してきたかというと、

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イギリスの戦闘機、ハリアーのエンジンを流用しているのです。下は、ハリアーのプラモデルのエンジンパーツ。スター・ウォーズのミニチュアに使われているのと全く同じであることがわかります。

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下は実物のハリアーのエンジン。

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※画像は全てネットからの拾い物です。

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2010年3月 6日 (土)

ミチオ・カクの新番組

昨日、久しぶりに早く家に帰れたのでテレビを見ていたら、ディスカバリーチャンネルでミチオ・カク教授の新番組が始まっていました。僕はテレビの番組は科学番組と料理番組(グルメ番組ではない。「料理大学」とか「辻調の楽しい食卓」などが理想。フーディーズTVの「シェフ列伝」もいいですね)さえあればいいと思っている人間なので、ニュースとかドラマとかスポーツとかバラエティーは全く見ないのです(ただし、お笑い番組は大好きですw)。

ミチオ・カク氏はニューヨーク市立大学の教授で理論物理学者です。主に超ひも理論だとか量子力学といった分野で活躍しており、ディスカバリーチャンネルでは昔からおなじみで、アメリカの科学の伝道師的な人ですね。日本人のような名前ですがアメリカ人です。僕が好きな物理学者のひとりで、「パラレルワールド」を始めとする彼の本は何冊か持っています。そのカク教授が、新番組ではSF映画に登場する装置や概念が実現可能なのかを検証します。昨日は第1回と第2回を連続で放送していて、第1回は「ライトセイバーは製造可能か?」、第2回は「デススターの惑星破壊光線は実際に作れるのか?」というテーマでした。

アメリカのテレビはこのような知的好奇心を満たしてくれる番組があるのが良いですね。それに比べ、日本は地上波は論外で、BSはテレビショッピングと韓国ドラマばかり。CS放送でもスポーツ番組や映画、アニメばかり。僕はJCOMのケーブルテレビに加入していますが、ほとんど見るチャンネルがなくてお金が勿体ない。それでもディスカバリーチャンネルはじめ、海外の教養番組が見れるので入っています。日本でもNHKの「サイエンスZERO」とかがあったりしますが、物理の分野についての回が少なすぎ。サイエンスチャンネルは頑張っていますが、多くの人はその存在を知らないのではないでしょうか。バラエティー番組なんかいらないので、もっと楽しめる教育番組を作ってほしいですね。でも作っても見る人がいないから無いんでしょうかね。日本人は勤勉だと言われてますが、僕にしてみればとんでもない勘違いだと思いますね。アメリカを始め、他の国の人のほうが全然勉強していると思いますよ。昔はどうだったかわかりませんが、少なくとも今はそうだと思います。

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